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セイドレイ【完結】
第7章 絶望的観測

「誰の子か分かんない赤ちゃん、孕んじゃうんだよ?」

「ウッ……ウゥッ……」

「亜美は誰の子がいい?」

「…イヤッ…ウゥッ…ウッ…」

ポロポロとあふれる涙がとまらない。

「泣いてるの?なんで?」

「ウゥ…ヒック……ウゥッ…」

「ねぇ?誰の赤ちゃんほしい?俺?親父?それとも慎二?」

「イヤぁ…ッ、ウッ、ウッ…ウゥッ…」

「…なんだ、ほしくないのか…──」

カチッ、という音がして、タンポンの挿入が終わる。

「…じゃあさ、今日は赤ちゃんできないエッチしよ?」

「……え?」


(なに…するの…?)


「さ、壁に手をついて、ケツをこっちに突き出して?」


(どういうこと…?だって今タンポン入れたのに…)


健一の意図が分からぬまま、亜美は言われたとおりにその白く大きな桃尻を突き出してみせた。

「はぁぅっ…!?」

次の瞬間、亜美は肛門を掠めた感覚に反応を示す。
健一は、亜美の尻穴に吐息を吹きかけたのだ。

「…へへ、いつものお返しだぜ」

すると健一は尻肉を掴み肛門を思い切り拡げると、そこを舌先でペロペロと舐め始めた。
そう──、それはいつも健一が亜美にさせているように。

「ヒッ…ヒイィッ…!?」

亜美は思わず大声であえぎそうになるが、ここは公衆便所。
必死で声を押し殺す。


(ヤダ…なに?この感じ…──)


健一の肛門を舐めているときは、どうしてこんなことをさせたがるのか理解に苦しんでいた亜美だったが──。


(健一さんも…いつもこんな感じになってるの…?)


肛門への執拗な愛撫。
亜美は気づけば腰をくねらせ、よがりはじめていた。

しかしそれもつかの間──。
次の瞬間、「めりっ」という感触が亜美の肛門に走る。


(ま、待って…?まさかっ…!?)


そのまさかだった。
健一は亜美のアナルに、肉棒を挿入しようとしていたのだ。

「いっっ……たぁぃっ…──」

処女を失ったときとは、また別の痛みが亜美を襲う。
まるで熱した鉄の棒を入れられているのような、肛門を引き裂く気の狂いそうな痛み──。


(おしりが…熱いっ…痛いよっ……──)


「おぁぁぁ……すっげぇ……入った……ぜんぶ入ったよ……」

健一はうなり、ゆっくり腰を前後させながらピストンを開始する。

そのあまりの激痛に、亜美は歯を食いしばる──。

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