この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セイドレイ【完結】
第44章 鏡
時は、菅原がこの地下室へやって来た日の夜に遡る。

菅原は次期院長候補、しかも運営側の人間ということもあり、一体どんな陵辱をされるのだろうかと、亜美は少し身構えていた。

しかし蓋を開けてみれば、多少なりとも乱暴ではあるものの、菅原のセックスは至って簡素なものだった。

武田家の男達や会員達に見られる、セックスに対する異様なまでの執着がこの男からは見られない。

「...あのさぁ、僕、君とセックスすることにはあんまし興味が無いんだよねぇ」

事を終え、ベッドに横になっていた亜美に菅原がそう言った。

「...え?で、でも...それならどうして...ここへ?」

亜美は不思議に思った。
これまで亜美を抱いた全ての男達の中に、そんなことを言う者は誰一人として居なかったからだ。

「...どうして、って...?君、相当な自惚れちゃんだね。まるで世の中の男がみーんな自分のカラダに興味を示すとでも思っちゃってるのかなぁ?」

「ち、違いますっ...!ただ私は...その.....今までの人は...皆さんそれを目的に...ここへいらしていたので.....なんて言うか...つまり...」

「ははっ!嘘だよ嘘、ジョーダンだよ。...でもさ、それならちょっと、僕とゲームしない?」

「ゲーム.....ですか?」

「そう。ていうかさ、むしろ僕はその為にここへ来たんだから...。ねぇ亜美?これからさぁ、時間がある時は、夜中に僕とお散歩しようよ」

「お散歩??」

「うん。でもふつーのお散歩じゃないよ?外へ出て、その辺歩いてる男を適当に誘惑してセックスするの。楽しそうじゃん?好きでしょ、そういうの」

「...なっ、何を言ってるんですか...?大体、そんなこと.....」

「新堂さんに知られたら大変だ、って言いたいの?」

「いえ...その.....というか......私が外出することは禁止されているので.....」

「...そっかぁ。うん。ま、僕としてもね、面倒だから新堂さんには知られたくないな。だから、亜美が黙っててくれればいいだけの話なんだよねー.....」

現れて早々、新堂を欺こうとする菅原に亜美は驚く。

「で、でもっ.....もしそんなことが見つかったら...私もあなたも...新堂に何をされるか.....」
/903ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ