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セイドレイ【完結】
第44章 鏡

時は、菅原がこの地下室へやって来た日の夜に遡る。
菅原は次期院長候補、しかも運営側の人間ということもあり、一体どんな陵辱をされるのだろうかと、亜美は少し身構えていた。
しかし蓋を開けてみれば、多少なりとも乱暴ではあるものの、菅原のセックスは至って簡素なものだった。
武田家の男達や会員達に見られる、セックスに対する異様なまでの執着がこの男からは見られない。
「...あのさぁ、僕、君とセックスすることにはあんまし興味が無いんだよねぇ」
事を終え、ベッドに横になっていた亜美に菅原がそう言った。
「...え?で、でも...それならどうして...ここへ?」
亜美は不思議に思った。
これまで亜美を抱いた全ての男達の中に、そんなことを言う者は誰一人として居なかったからだ。
「...どうして、って...?君、相当な自惚れちゃんだね。まるで世の中の男がみーんな自分のカラダに興味を示すとでも思っちゃってるのかなぁ?」
「ち、違いますっ...!ただ私は...その.....今までの人は...皆さんそれを目的に...ここへいらしていたので.....なんて言うか...つまり...」
「ははっ!嘘だよ嘘、ジョーダンだよ。...でもさ、それならちょっと、僕とゲームしない?」
「ゲーム.....ですか?」
「そう。ていうかさ、むしろ僕はその為にここへ来たんだから...。ねぇ亜美?これからさぁ、時間がある時は、夜中に僕とお散歩しようよ」
「お散歩??」
「うん。でもふつーのお散歩じゃないよ?外へ出て、その辺歩いてる男を適当に誘惑してセックスするの。楽しそうじゃん?好きでしょ、そういうの」
「...なっ、何を言ってるんですか...?大体、そんなこと.....」
「新堂さんに知られたら大変だ、って言いたいの?」
「いえ...その.....というか......私が外出することは禁止されているので.....」
「...そっかぁ。うん。ま、僕としてもね、面倒だから新堂さんには知られたくないな。だから、亜美が黙っててくれればいいだけの話なんだよねー.....」
現れて早々、新堂を欺こうとする菅原に亜美は驚く。
「で、でもっ.....もしそんなことが見つかったら...私もあなたも...新堂に何をされるか.....」
菅原は次期院長候補、しかも運営側の人間ということもあり、一体どんな陵辱をされるのだろうかと、亜美は少し身構えていた。
しかし蓋を開けてみれば、多少なりとも乱暴ではあるものの、菅原のセックスは至って簡素なものだった。
武田家の男達や会員達に見られる、セックスに対する異様なまでの執着がこの男からは見られない。
「...あのさぁ、僕、君とセックスすることにはあんまし興味が無いんだよねぇ」
事を終え、ベッドに横になっていた亜美に菅原がそう言った。
「...え?で、でも...それならどうして...ここへ?」
亜美は不思議に思った。
これまで亜美を抱いた全ての男達の中に、そんなことを言う者は誰一人として居なかったからだ。
「...どうして、って...?君、相当な自惚れちゃんだね。まるで世の中の男がみーんな自分のカラダに興味を示すとでも思っちゃってるのかなぁ?」
「ち、違いますっ...!ただ私は...その.....今までの人は...皆さんそれを目的に...ここへいらしていたので.....なんて言うか...つまり...」
「ははっ!嘘だよ嘘、ジョーダンだよ。...でもさ、それならちょっと、僕とゲームしない?」
「ゲーム.....ですか?」
「そう。ていうかさ、むしろ僕はその為にここへ来たんだから...。ねぇ亜美?これからさぁ、時間がある時は、夜中に僕とお散歩しようよ」
「お散歩??」
「うん。でもふつーのお散歩じゃないよ?外へ出て、その辺歩いてる男を適当に誘惑してセックスするの。楽しそうじゃん?好きでしょ、そういうの」
「...なっ、何を言ってるんですか...?大体、そんなこと.....」
「新堂さんに知られたら大変だ、って言いたいの?」
「いえ...その.....というか......私が外出することは禁止されているので.....」
「...そっかぁ。うん。ま、僕としてもね、面倒だから新堂さんには知られたくないな。だから、亜美が黙っててくれればいいだけの話なんだよねー.....」
現れて早々、新堂を欺こうとする菅原に亜美は驚く。
「で、でもっ.....もしそんなことが見つかったら...私もあなたも...新堂に何をされるか.....」

