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セイドレイ【完結】
第45章 男達の晩夏

「...そっか。それで君は...どう思ったの?」
「...分かりません。ただ、本当に少しだけ話したんですけど...『どうしてもこの子を産みたい』って言ってました。見た目も...お腹以外は全然変わってないはずなのに...なんだか雰囲気がだいぶ違ったっていうか...不思議な感じで...」
「なるほどねぇ。きっと、もうお母さんの顔になってたのかもしれないね。で、その後君はどうなの?元カノちゃんに会って...何か自分の中で変化はあった?」
「...はい。それが...それまでは、自分でも気が狂いそうになるくらい性欲がコントロールできなかったんですが...亜美の顔を見てから、ちょっと落ち着いて来て...」
「...だろうと思った。だってそれまで毎日のように私に指名入れてくれてたのに...パタリと来なくなったんだもん」
「す、すいませんっ...ま、またそれはちょっと違うんですけど...」
「はいはい。まぁいいよ。ふふ。どーせあたしもあの店に居るのはあと少しだしさ。とりあえず君の散財がストップしたみたいで安心した。でも...結局なんだったんだろうね?そのムラムラが治まらなかったのって。やっぱ、その元カノちゃんのこと引きずってたからなのかな?...でもそれなら、会ったら余計爆発しそうなもんだけど...」
「ですよね。俺もそれが不思議で...。あのー...あすかさん。ちょっとお願いって言うか...なんて言うか...聞いて欲しいことがあって」
「...なに?」
「俺...実はこの後...ちょっと大事な用があって。で、詳しいことは言えないんですけど...自分でもどうなるか分からなくて...でも、何か自分が変われる気がしてるんです。だから、もしそうなったら、その時は...」
「その時は...?」
「ま、また今日みたいに...会ってもらってもいいですか?」
「...いいよ。君がその時だ、って思ったら、いつでも連絡して。...待ってるから」
「あっ、ありがとう...ございます」
「何の用事かは知らないけど、頑張ってね。それに...さ」
「...それに?」
「...別に変わらなくても、あたしは今のままの君も嫌いじゃないからさ」
「...あすかさん?」
「...さ、もうそろそろ出よっか!あ、ここはあたしの奢りでいいからさ~君のおかげで今月稼げたからね~」
「...分かりません。ただ、本当に少しだけ話したんですけど...『どうしてもこの子を産みたい』って言ってました。見た目も...お腹以外は全然変わってないはずなのに...なんだか雰囲気がだいぶ違ったっていうか...不思議な感じで...」
「なるほどねぇ。きっと、もうお母さんの顔になってたのかもしれないね。で、その後君はどうなの?元カノちゃんに会って...何か自分の中で変化はあった?」
「...はい。それが...それまでは、自分でも気が狂いそうになるくらい性欲がコントロールできなかったんですが...亜美の顔を見てから、ちょっと落ち着いて来て...」
「...だろうと思った。だってそれまで毎日のように私に指名入れてくれてたのに...パタリと来なくなったんだもん」
「す、すいませんっ...ま、またそれはちょっと違うんですけど...」
「はいはい。まぁいいよ。ふふ。どーせあたしもあの店に居るのはあと少しだしさ。とりあえず君の散財がストップしたみたいで安心した。でも...結局なんだったんだろうね?そのムラムラが治まらなかったのって。やっぱ、その元カノちゃんのこと引きずってたからなのかな?...でもそれなら、会ったら余計爆発しそうなもんだけど...」
「ですよね。俺もそれが不思議で...。あのー...あすかさん。ちょっとお願いって言うか...なんて言うか...聞いて欲しいことがあって」
「...なに?」
「俺...実はこの後...ちょっと大事な用があって。で、詳しいことは言えないんですけど...自分でもどうなるか分からなくて...でも、何か自分が変われる気がしてるんです。だから、もしそうなったら、その時は...」
「その時は...?」
「ま、また今日みたいに...会ってもらってもいいですか?」
「...いいよ。君がその時だ、って思ったら、いつでも連絡して。...待ってるから」
「あっ、ありがとう...ございます」
「何の用事かは知らないけど、頑張ってね。それに...さ」
「...それに?」
「...別に変わらなくても、あたしは今のままの君も嫌いじゃないからさ」
「...あすかさん?」
「...さ、もうそろそろ出よっか!あ、ここはあたしの奢りでいいからさ~君のおかげで今月稼げたからね~」

