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セイドレイ【完結】
第47章 夜明けまえ
「ほぅれっ!ほれっ!お前の大好きなおチンポ様だぞっ!?もっと気合い入れて腰を振らんかっ!この淫売がっ...!」

「あんっ...ごめんなさっ.....あっ!ダメっ...奥っ...奥ダメぇ.....」


今夜の地下室はごくごく平常運転、といったところだろうか。
家庭を持つ会員も多いため、日曜の夜はあまり予約が入らない。

やはり『特日』とされる金曜日と土曜日、その他祝前日や大型連休の前は向こう3ヶ月まで予約で埋まってしまっている一方、こうした日曜の夜などは、時間を気にせず一人でじっくりと亜美を犯したい会員が敢えて予約を入れて来るのだ。

会員達の中には、当然目には見えないヒエラルキーが存在している。
単純に社会的地位が高ければ良いという訳では無く、年会費以外にも献金する者や、このビジネスにとって有益となる情報、人脈を持った者は様々な面で優遇措置がある。

その一方で、定められた最低限の出資しかしないいわゆる『ケチ』な会員は、他の会員達と群れるのを嫌い、こうした閑散日を狙ってくる傾向が見られる。

そしてこのような者ほど、何かと注文や文句が多かったりするのだ。
世の中の縮図がこんなところにも、と思わずにはいられない。

会員の中から運営側に引き抜かれる例もある。
例えば城島不動産の代表、城島秀典などはまさにその典型だった。

当初想定していたよりも急速に拡大したこのビジネスにとって、不動産業を隠れ蓑にできるのはあらゆる面で都合が良い。
病院もろとも健一という人質まで得て、更には養子斡旋団体まで設立する用意周到ぶり。
この非人道的なビジネスモデルに単純に興味を示す会員もおり、様々なアイデアや逃げ道のヒントを助言する者も少なくない。

欲が人を呼び、人がまた欲を呼んでくる。

既に新堂にとって、亜美という存在は旗揚げの道具に過ぎないのかもしれない。
それにしては、使い捨てるには余りある程に、亜美は未だ大勢の会員達の下半身をがっちりと掴んで離さなかった。


「そんなにイイかっ!?儂のチンポがっ!こんなにもキュウキュウに締め付けおってからにっ...マンコしか取り柄が無いような小娘がっ!お前に一体幾ら使ってると思ってるんだっ!?儂にもっと感謝せいっ!」

「あっあっ...あんっ!ありがとうっ...ございっ...ますっ!あああっ!ダメっ.....イヤッ...」

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