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セイドレイ【完結】
第49章 業火
「髪型...とても似合ってます...」

「なっ...?」

「...絶対にそっちの方が良いですよ」

「ったくお前は...こんな時にっ.....」

慎二の目にも、うっすらと涙が浮かんでいるようだった。

「...そ、そうだ。今日は亜美に報告があるんだぜ...?」

「報告...?」

「うん。俺さ...仕事決まったんだ。へへ...すごいだろ?」

「嘘っ...?本当ですか...?」

「あぁ。...亜美の...おかげだよ...?でも...」

慎二の声が掠れている。

「...おい、豚野郎!いつまでくっちゃべってんださっさとしねえかぶっ殺すぞ!?」

すかさず酒井の怒号と共に、竹刀が飛んで来る。

「...痛ってえなぁ!言われなくてもやってやるよ!!」

すると慎二は立ち上がり、勢い良く服を脱ぎ捨てた。

しかし威勢こそ良かったものの、その股間は田中と同様に萎んでいる。

「...亜美。ご主人様に...最後のご奉仕だっ...!早くしろっ...!」

「...はい。ご主人様...」

亜美はそう返事をして、仁王立ちになった慎二の股間にぶら下がる肉棒を口に含む。

嫌という程に、この肉棒には男の味を叩き込まれた。
だらしない包皮をめくると、亀頭にベットリとこびり付いた強烈な悪臭を放つ恥垢。
初めは嫌悪でしか無かったが、いつしか亜美はその臭いを嗅ぐだけでパブロフの犬のように膣をしとどに濡らすようになった。

伊達にご主人様と豪語するだけのことはある。
亜美に最も分かりやすい形で、被虐がもたらす快感を植え付けたのは他でもないこの男なのだ。

亜美の口内で瞬く間に膨らんだその肉棒を、慎二は立ちバックの姿勢で膣に挿入する。

「...亜美っ!お前は最高のっ...奴隷だっ!!俺のっ...俺だけのっっ...あっ...ご主人様の最後のザーメンっっ!しっかり受け止めろぉぉ!!イクっ!!イグゥゥゥっ!!」

「あんっ!あっ...ごしゅじんっ...サマっ...!」

渾身の一撃かのような射精を放った慎二。

しかし彼もまた、脈打つ肉棒に反してその目には涙を浮かべていた。

「.....うっ...こんなご主人様で...ごめんな.....奴隷を幸せに出来ないなんて...俺はご主人様...失格...だ.....」

慎二はそう言いながら長い射精を終えると、ゆっくりと肉棒を引き抜いた。
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