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セイドレイ【完結】
第49章 業火
雅彦を除いた4人の男達が、相次いで射精を終えた。

見世物となった男達を嘲笑い、一様の盛り上がりを見せた会員達。

しかし、自分達とするよりも明らかに、亜美が感情を込めたセックスをしているのが気に入らない会員も多数見受けられた。

「...なるほど。ああやって色目を使って男を垂らしこんで来たという訳か。薄汚い売女め」

「恐ろしい女ですよ、全く。マンコで男を操って、儂ら大事な会員を危険な目に遭わせようとしていたんですからねぇ」

会員達は皆、口々に亜美を詰りつつ、再び股間を硬くし始めていた。
皮肉にも、この余興が会員達の加虐心を焚き付けてしまったようだ。

残すところは、雅彦一人。

雅彦はじっと俯いたまま、自分の名前が呼ばれるのを待っていた。
もちろん、こんな形で亜美とカラダを重ねることなど望んでいない。
だが拒絶すれば、亜美の身に危険が及ぶ。

そもそも、雅彦には自信が無かった。
こんな状況で、ただでさえ不安定な自身の下半身が、果たして反応するのだろうか、と。

もし、勃起出来ずに亜美とのセックスが成立しなければ、新堂がどんな難癖を付けて来るかも分からない。

「...さて、最後は最も罪深きこの男.....」

いよいよ新堂が喋り始めた。
その声を聴き、雅彦は目を閉じ歯を食いしばる。

しかしーー。

「...簡単にありつけると思うなよ?」

「...な、何だ...と?」

「...ふっ。お前には取っておきのを用意してある。そこで楽しみに待っていろ。...皆様、少々準備に時間が掛かります。どなたか数名、お手伝い頂ければ助かるのですが.....」

すると、会員達は互いに顔を見合わせながら、ぞろぞろと5人の会員が前へ出てくる。

「ご協力、感謝します。5名も居れば十分でしょう。他の方々は申し訳ありませんが、今しばらくお待ちくださいませ。まぁ、今夜は長い夜になりますので。今のうちにどうかごゆっくり休息なさってください...では」

新堂の元に集まった5人の会員達と酒井が、床にうずくまる亜美を取り囲む。

「...新堂っ!貴様っ...一体何をするつもりだっ...!?」

雅彦がそう問い詰めるも、新堂は不敵な笑みを浮かべるばかりだったーー。

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