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セイドレイ【完結】
第49章 業火
穴という穴を塞がれ、自身の肉体が意識とは切り離された肉塊へと変貌を遂げて行く。


(これが私の...望んでいたこと...)


「...あっ!そんなに締め付けたらっ...イクっ...おじさんイッちゃうよ!?イッちゃうイッちゃうっ!!あイク、あイクイクイクイクイクっ!!あああっ!!ああっ.....くぅ.......」

あまりの甘美な締め付けによって真っ先に暴発したのは、アナルを犯していた肉棒だった。
傷口に塩を塗るかのように、裂けた亜美の肛門に特濃のザーメンが注がれて行く。

「あああっ!!あつぃ...おしりがあついのぉ...んっ...」

立て続けに、下から突き上げていた肉棒も絶頂を迎える。

「ぐぉっ...!?おらっ、こっちもザーメンやるぞっ!?何度でも妊娠させてやるからなぁぁぁ!??何度産もうが孕ませてやるよっ!!イクぞっ...出るぞっ!?ああっ!ああああああああぁぁぁ!!!」

「あんっ...出てるっ.....せーしいっぱいっ.....あんっ...」




雅彦の目の前で、亜美が壊れて行く。
男に犯され腰を振るその姿は、一見すると昨日までの亜美と何ら変わらなく見える。

しかし、それがもう知っている亜美の姿では無いことに、雅彦は気づいていた。


「...ようやく『堕ちた』か。なかなか骨のある女だったが...こうなってしまえば脆いものだな。ふっ、喜べ雅彦よ。お前はあの女がこうなることを望んでいたのだろう?」

新堂が雅彦に語りかける。

「...もう...気は済んだか?」

雅彦は、俯いたまま、そうポツリと呟いた。

「...これでお前は満足か?ワシにはもう...これで清々しい程に何も残っておらん...」

「...ふっ。まぁ、そう気を落とすな、雅彦。これからのことは、またゆっくり話し合おうじゃあないか。あれがあの女の幸せなんだ。見てみろ?あの恍惚とした表情を。あの女はもう、自分の運命を受け入れている。だからお前も片意地を張るな。これからいくらだって...」

妙になだめるような口調で、新堂は雅彦を諭そうとする。


その時ーー。

新堂の元へ、酒井が訪れる。
先程からしばらくの間、部屋の隅で誰かと電話をしているようだった酒井は、スマホを片手に何やら新堂にヒソヒソと耳打ちし始めた。

「...な、なん...だと...?」

新堂の表情が一変する。
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