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セイドレイ【完結】
第50章 セイドレイ
少年Mの証言を元に捜査を進め、30日の深夜、事件に関連すると思われる男ら数十名に対し、任意での事情聴取を求め、その後未成年への拉致監禁、売春、強姦などの複数の容疑で逮捕となった。


ここから、この事件の内情が如何に複雑であったかを、被害者である少女Aと容疑者らの証言を元に時系列で追っていく。

まず、被害者となった少女Aは、昨年の4月に交通事故で両親を亡くしている。
一度に肉親を奪われた少女Aの元へ、未成年後見人として現れたのが、少女Aとは遠縁の親族にあたる武田雅彦容疑者(当時60)。
武田雅彦(以下:雅彦)は産婦人科『武田クリニック』の院長を勤める産婦人科医だった。
雅彦は、両親の急逝により天涯孤独となってしまった少女Aの引き取り手となり、自宅に住まわせるようになる。

少女Aは4月の内に雅彦の自宅へ引っ越しを済ませ、私立光明学園に編入し、高校生としての生活を再スタートさせた。

しかし、少女Aはここから悲痛な運命を辿ることになる。

新しい環境で少女Aを待ち受けていたのは、雅彦と、その息子である長男の健一(30)、次男の慎二(26)による性的暴行の日々だった。

雅彦は引き取ったその日の夜に、少女Aを強姦。
それに続き、健一と慎二も相次いで少女Aを強姦する。

それからほぼ毎日に渡って、少女Aはこの3人からの性的暴行を受けながら高校生活を送るという日々を余儀なくされた。

後の供述により、雅彦は当初から少女Aを強姦する目的で引き取ったことを認めている。

絶えず繰り返される性的暴行により、間もなく少女Aは妊娠してしまうが、後に流産。
それだけでも少女Aの精神的苦痛は相当なものであったと考えられるが、その後も雅彦らによる日常的な性的暴行は留まるどころか更に勢いを増して行く。

自身が強姦の被害に遭っていることを誰にも言えず、また、頼れる肉親がいない少女Aは、雅彦らに怯えながらもその日々に耐えていた。
そんな裏の事情に反して、学校では常に成績トップを維持、素行も問題無く教師達からの評判も良い優等生だったという。

少女Aがそんな毎日を送るようになってから約3ヶ月が経過した昨年の8月、この事件の主犯となる一人の男が現れる。

その男の名は、新堂義之容疑者(当時60)。
新堂義之(以下:新堂)は、少女Aが在籍する私立光明学園の理事長であった。
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