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セイドレイ【完結】
第53章 落日
木下の暴発をきっかけに、他の男達もタガが外れたようだ。
我先にと亜美のカラダに手を伸ばし、穴という穴を塞いで行く。

「い、今更避妊とか...そういうめんどいこと言わないでくださいよ?あんな...誰にでも中出しさせてたクセにっ...!」

つい先程まで童貞だったのが嘘かのように、木下は大胆な腰つきで激しいピストンを繰り出す。
これまで幾度となく見てきた男のこんな豹変ぶりを、亜美はカラダを駆使してただひたすら受け止めていた。

久々に複数の男に嬲られながら、生殖を伴うリスクの中でしか得ることのできない圧倒的な背徳と快楽に酔いしれる。

口内、膣内、肛門に次々と滾った精液が注がれる度、亜美の頭の中は真っ白に染まって行く。


(私...もう.....)


「あっ...イクッ...イッちゃうぅっ...!!ああああんっ!!あんんっ!!気持ちいいっ!イッちゃうのぉぉ....あっあっあっあっ...ああっ!あぁぁぁぁんんっ!!!!」

亜美は叫びにも似た声で喘ぐと、つま先をピンと張り、カラダを仰け反らせては、激しい絶頂を迎えた。

肉感的な下半身をブルンブルンと小刻みに振動させ、大量の潮を撒き散らす。
そんな恐しく淫靡な亜美の迫力に圧倒され、男達は気後れを起こしてしまいそうになっていた。

「...ようやく目が覚めたか?この雌豚めっ!これがお前が自ら選んだ人生だっ!儂に感謝しろっ??これから毎日、この穢れたカラダが何たるかを思い起こさせてやるっ!ほぅら、もっとイケっ?もっと哭けっ!?何もかも忘れて儂に喰らいつけぇぇ!!」

大川は膣を犯しながら、亜美のクリトリスを高速でこねくり回す。
そんな乱暴な快感に、亜美は白目を剥いて打ちひしがれる。

「や、やっぱ亜美さんて、孕む怖さより快楽を優先するような女だったんですねっ!?被害者ヅラして実は悦んでたなんて、少し同情してた俺が馬鹿みたいじゃないですか!?謝ってくださいよっ?!謝れっ!謝れっ!」

口を犯している木下も、そんな風に勢いづく。

「ごふっ...!んんっ...ご...めんな...さ...んん!んんぅっ...」

狭い部屋に独特の熱気が充満し始めたその時ーー。

『ガチャ』と、部屋の外からドアノブを回す音が微かに聞こえた。

大川は腰の動きを止め、ドアの方に振り向く。

「...ほぅ?いよいよおでましと言ったところか...?」
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