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セイドレイ【完結】
第53章 落日

「はぁ.......」
亜美は大きく溜め息をつき、シャワーを流しっぱなしにして浴室の床にしゃがみ込んでいた。
「ん.....んんっ.....」
下半身に少し力を込め、いきむ。
「あっ.....イヤァ.....」
膣口と肛門から次々と、おびただしい量の精液の塊がボタボタと垂れ落ち、シャワーの水流に乗って排水口へと消えて行く。
亜美は虚ろな目でそれを眺めていた。
(まさかあんな所だったなんて...)
あれから、一体何人の見知らぬ男に犯されただろうか。
1人、また1人...と、絶えず男が部屋を訪れては、亜美の至るところに精を放って行った。
それから廊下に引きずり出され、犯されながら他の部屋を転々とし、終いには元居た部屋とは全く別の部屋に居た。
あのホテルの『住人達』からすると、亜美はこれまでに類を見ない『上玉』だった。
あの時間あのホテルに居たほとんどの利用客が、滅多にお目にかかれないそんな『極上の獲物』を仕留めようと、皆亜美のカラダに群がったのだ。
亜美も我を忘れ、ただひたすらに腰を振った。
そして頭の中に『ある男』の姿を思い浮かべると、たちまち絶頂に導かれたのだった。
雅彦。
あと数時間後には対面することになる、その男。
亜美は見知らぬ男達に輪姦されながら、心の中で何度も何度もその男の名を呼んでいた。
「お父様っ.....あぁっ...!」
ブリュッ、ブリュッ...と下品な音を立て、直腸に放たれた精液を肛門からひねり出す。
亜美はシャワーを陰部に押し当て、その水圧に身悶えながら、膣内にしつこく残った最後のザーメンを指で掻き出す。
「アッ.....イクッ...」
ビクン、と小さく身震いをすると、亜美は微かに絶頂を迎えた。
「ハァ...ハァ.....おとぉ.....さま.....」
その名を口にするだけで、この身が焦がれて行くのが分かる。
もうすぐ、その男に会えるのだ。
シャワーの湯けむりのせいか、はたまた感情の昂りなのか。
「ぉ...とぉっ...さまっ.....」
亜美はうっすらと頬を紅潮させ、陰部をまさぐりながら雅彦の名を呼び続けた。
なかなか戻らない妻を、健一は浴室の外から磨りガラス越しに眺めていた。
亜美の小さな背中が白く揺れているのを見た健一は、しばらくすると無言で寝室へと戻って行ったーー。
亜美は大きく溜め息をつき、シャワーを流しっぱなしにして浴室の床にしゃがみ込んでいた。
「ん.....んんっ.....」
下半身に少し力を込め、いきむ。
「あっ.....イヤァ.....」
膣口と肛門から次々と、おびただしい量の精液の塊がボタボタと垂れ落ち、シャワーの水流に乗って排水口へと消えて行く。
亜美は虚ろな目でそれを眺めていた。
(まさかあんな所だったなんて...)
あれから、一体何人の見知らぬ男に犯されただろうか。
1人、また1人...と、絶えず男が部屋を訪れては、亜美の至るところに精を放って行った。
それから廊下に引きずり出され、犯されながら他の部屋を転々とし、終いには元居た部屋とは全く別の部屋に居た。
あのホテルの『住人達』からすると、亜美はこれまでに類を見ない『上玉』だった。
あの時間あのホテルに居たほとんどの利用客が、滅多にお目にかかれないそんな『極上の獲物』を仕留めようと、皆亜美のカラダに群がったのだ。
亜美も我を忘れ、ただひたすらに腰を振った。
そして頭の中に『ある男』の姿を思い浮かべると、たちまち絶頂に導かれたのだった。
雅彦。
あと数時間後には対面することになる、その男。
亜美は見知らぬ男達に輪姦されながら、心の中で何度も何度もその男の名を呼んでいた。
「お父様っ.....あぁっ...!」
ブリュッ、ブリュッ...と下品な音を立て、直腸に放たれた精液を肛門からひねり出す。
亜美はシャワーを陰部に押し当て、その水圧に身悶えながら、膣内にしつこく残った最後のザーメンを指で掻き出す。
「アッ.....イクッ...」
ビクン、と小さく身震いをすると、亜美は微かに絶頂を迎えた。
「ハァ...ハァ.....おとぉ.....さま.....」
その名を口にするだけで、この身が焦がれて行くのが分かる。
もうすぐ、その男に会えるのだ。
シャワーの湯けむりのせいか、はたまた感情の昂りなのか。
「ぉ...とぉっ...さまっ.....」
亜美はうっすらと頬を紅潮させ、陰部をまさぐりながら雅彦の名を呼び続けた。
なかなか戻らない妻を、健一は浴室の外から磨りガラス越しに眺めていた。
亜美の小さな背中が白く揺れているのを見た健一は、しばらくすると無言で寝室へと戻って行ったーー。

