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セイドレイ【完結】
第53章 落日
「ああっ...!んっ...イヤァ.....」

ドアが軋み、揺れる音がトイレ内に響き渡る。
亜美は必死に声を押し殺しつつ、頭の中に一人の男の姿を思い浮かべていた。
それは、つい最近まで6年前の記憶の中でしかその面影を感じることができなかった、雅彦の姿だ。

この3日間、同じ屋根の下でその気配を感じつつ、雅彦に触れることができないもどかしさが亜美のカラダを疼かせていた。

(そもそもお父様は、今でも...)


そんな亜美をよそに、木下は立ちバックの姿勢のまま亜美の背中に覆い被さると、何やら耳元で囁き始める。

「...ね、ねぇ...俺のツレにもさ、高崎亜美のファンが結構居るんすよ...どうすか?そいつらに声かけてマワされるっていうのは...もちろん社長には内緒でさっ...?ねっ?」

「...だっ、ダメッ...お、おねがぃ...ホントにこれ以上はっ...あんっ!?」

木下は亜美の服の下から乳房に手を回し、固くなった両乳首を乱暴な手つきでつねる。

「い、いいじゃんちょっとくらいさ...てかもう俺、一人に話しちゃったし...そいつもさ、まだ童貞なんすよっ...だからさ、この極上マンコで卒業させてやってもらえないすか...?」

「いっ...イヤァ...そんなっ...困りますっ.....」

「そんなケチ臭いこと言わないで下さいよぉ...減るもんじゃないんだしさ...ね?市川さんの好きそうな奴らが、このマンコにしこたまザーメン流し込んで孕ませてくれますよっ?好きなんだろっ...そういうのっ...!んんっ!?」

その瞬間、ゾクゾクッ、としたものが亜美のカラダを襲った。

(ダメッ...そんなこと...言わないで...)

木下のピストンが速度を増す。
最早、周囲の事など全く気にしていないかのように、パンッ、パンッ、と猥雑な音がトイレ内にこだまする。

「市川さん...孕ませセックス大好きですもんねっ?俺の赤ちゃん妊娠したいでしょ?ねぇっ??俺の赤ちゃんも産んでくれますよねっ...??ねぇってばっ...!」

「あんっ...!ダメっ...ダメなのっ...お願いっ...許してっ...」

「へへっ...とか言う割にマンコがキュッキュしてるじゃないすかっ?欲しがってる証拠っすよね??...おぉっ...イキそ...あっ!イクッ...イクイクイクイクっ!ああああっ!!!」
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