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セイドレイ【完結】
第53章 落日

どれくらい時間が過ぎただろうか。
リビングは間接照明に切り替えられ、プロジェクターのスクリーンが下ろされていた。
そこに映るのは、少女Aの痴態。
男に跨り腰を振る、あの『高崎亜美』の姿だった。
亜美はそんな過去の自分の姿を、スクリーンの正面に置かれたソファの上で眺めていた。
背面座位で膣を貫く男を背にして。
映像と同じように、腰を上下に振りながら。
下から荒々しく突き上げる肉棒に、よがり、あえいでいた。
男達の会話からするに、この部屋の持ち主である立山は金持ちの息子らしい。
どおりでこんな設備が揃っているのかと、亜美は納得した。
ふと、テレビの横に置かれたデジタル表示の時計に目をやる。
時刻は21時30分を回ったところだ。
あっさり約束を破られることにも、もう慣れている。
信じた自分が馬鹿だったのだ、と。
「あっ...あぁぁっ...!!イクよ?またイっちゃうよぉ!?んんっ!んんんぅっっ!!!!」
「いっ...やぁ.....アッ...あぁ.....」
膣内の肉棒が爆ぜ、ザーメンが注がれる。
この男だけでも既に3発目だが、特に感慨は無かった。
スクリーンの中の男も、唸り声を上げて射精している。
この男は今頃どうしているのだろう、と何故かそんなことが頭をよぎる。
「...てかもうこんな時間じゃん!おっそいなぁ...8時までには来るって言ってたのに...」
唐突に木下がそう言った。
(他にも...誰か来る...の?)
亜美は気になりはしたが、特に驚きもなかった。
4人が5人に増えたところで、誤差のようなものだ。
それよりも、きっと起きて帰りを待っているであろう健一に何と言い訳しようかということの方が気がかりだった。
そして、雅彦。
もう誰にも渡すものかと、亜美のカラダに歯痕を刻みつけたそばから、今日もこうして他の男達に抱かれていると知ったら。
きっと嫉妬に狂い、また昨夜のようにーー。
亜美は、ついそんなことを考えてしまう自分が、つくづく嫌な女になったものだと思う。
(ほら。やっぱり私...悩んでなんかない...)
その時、インターホンのチャイムが鳴る。
「...お?やっと来たか...」
木下はそう言って『5人目の男』を出迎えるため、玄関へと向かう。
亜美はソファに項垂れ、その足音を聞いていた。
「...よぉ。俺の便器ちゃん?」
リビングは間接照明に切り替えられ、プロジェクターのスクリーンが下ろされていた。
そこに映るのは、少女Aの痴態。
男に跨り腰を振る、あの『高崎亜美』の姿だった。
亜美はそんな過去の自分の姿を、スクリーンの正面に置かれたソファの上で眺めていた。
背面座位で膣を貫く男を背にして。
映像と同じように、腰を上下に振りながら。
下から荒々しく突き上げる肉棒に、よがり、あえいでいた。
男達の会話からするに、この部屋の持ち主である立山は金持ちの息子らしい。
どおりでこんな設備が揃っているのかと、亜美は納得した。
ふと、テレビの横に置かれたデジタル表示の時計に目をやる。
時刻は21時30分を回ったところだ。
あっさり約束を破られることにも、もう慣れている。
信じた自分が馬鹿だったのだ、と。
「あっ...あぁぁっ...!!イクよ?またイっちゃうよぉ!?んんっ!んんんぅっっ!!!!」
「いっ...やぁ.....アッ...あぁ.....」
膣内の肉棒が爆ぜ、ザーメンが注がれる。
この男だけでも既に3発目だが、特に感慨は無かった。
スクリーンの中の男も、唸り声を上げて射精している。
この男は今頃どうしているのだろう、と何故かそんなことが頭をよぎる。
「...てかもうこんな時間じゃん!おっそいなぁ...8時までには来るって言ってたのに...」
唐突に木下がそう言った。
(他にも...誰か来る...の?)
亜美は気になりはしたが、特に驚きもなかった。
4人が5人に増えたところで、誤差のようなものだ。
それよりも、きっと起きて帰りを待っているであろう健一に何と言い訳しようかということの方が気がかりだった。
そして、雅彦。
もう誰にも渡すものかと、亜美のカラダに歯痕を刻みつけたそばから、今日もこうして他の男達に抱かれていると知ったら。
きっと嫉妬に狂い、また昨夜のようにーー。
亜美は、ついそんなことを考えてしまう自分が、つくづく嫌な女になったものだと思う。
(ほら。やっぱり私...悩んでなんかない...)
その時、インターホンのチャイムが鳴る。
「...お?やっと来たか...」
木下はそう言って『5人目の男』を出迎えるため、玄関へと向かう。
亜美はソファに項垂れ、その足音を聞いていた。
「...よぉ。俺の便器ちゃん?」

