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セイドレイ【完結】
第10章 胎動

「また俺の赤ちゃん欲しくなっちゃったんだよね?ね?そうだよねっ?亜美っっっ!」

「ぁあんっっ!ご主人様ぁっっ…──」

約1週間ぶりに貫かれたその蜜壷。
流産によって傷付いた子宮をえぐらんとばかりに、慎二はその巨体の全体重をかけて、狂ったように腰を振る。
慎二のカラダは汗で湿気を帯び、ジメジメとした洗濯物の生乾きのような臭気が亜美の鼻をも犯していく──。

「亜美っ!何も心配しなくていいからねっ…?何度でもご主人様が孕ませてあげるからっっ!!」

慎二はさらに亜美のカラダにのしかかり、種付けプレスの姿勢でキスをせがむ。
本来なら顔を背けたくなる慎二のその唇に、舌に、亜美は積極的に自分の舌を絡めていく──。

「んっんっ…!んはぁ…!!ああ、亜美っ…亜美っ!んんんんんんっっ!…くぅ…あ!あああっっ!!」

「ンッンッ…ンアぁっ…!ご主人様ぁっ…──」

挿入してからものの数十秒、慎二はあっという間に果てた。
「ドピュッ、ドピュッ…」と脈打つ精液のリズムに合わせ、亜美は膣を収縮させては、その白濁したザーメンを搾り取っていく。

亜美は久々のその感覚に酔いしれたのか、自然と両脚で慎二の胴体を "カニ挟み" する。
まるで、子宮の奥の奥へとザーメンを導くかのように──。

カラダ中を、電流が走るような快感の波が寄せては返す。
それは、これまででもっとも激しいアクメだった。

"刺激" や "感触" ──。
もしかしたらこのとき、亜美はそうしたものを求めていたのかもしれない。

地下室へ幽閉され、誰からの介入も受けず放置されていた亜美が選んだ答えは、「死」だった。

通常の精神状態ではない、衝動的に図った行動──。
それが、すんでのところで阻止されたのだ。
行き場を失くした亜美のその衝動は、たまたまそこへ現われたこの男へと向けられた。

誰でもいいから、暴走したその感情を鎮めて欲しかったのかもしれない。
たとえそれが、自分を絶望へと追いやった悪魔のひとりだったとしても──。

そんなこととは露知らず、久々に膣肉のうごめきを堪能した慎二。
彼もまた、これまでにない充足感で満たされていた。




「…あの…ご主人様…。ちょっとお願いがあるんですけど…──」

しばらくして落ち着いた慎二に、亜美が初めて自発的な要求を口にする。

「ん…?どうした?」


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