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セイドレイ【完結】
第54章 最終章:夢のあと
男が狭い個室に入ると、そこには洋式便器と…1人の女が居た。
「…お待ちしておりました」
そう小さく挨拶した女は、20代前半くらいだろうか。
艶やかな黒髪のロングヘアーと、真っ白なカラダのコントラストがやけに眩しく見える。
女は首輪を装置され、足には黒レザーのニーハイソックス穿かされてはいるものの、それ以外には何も身に着けていない。
服を着ていないその代わりかのように、その女の全身には油性マジックで数々の落書きがされている。
無数の落書きの中で真っ先に目に留まるのは、恐らく妊娠していると思われる大きく膨らんだ腹に、デカデカと刻まれた『セイドレイ』の文字。
そのカラダからは鼻を刺すアンモニア臭が漂い、女が『便器』であることを裏付けている。
『今日はあんたが一番最後』
さっき、巨漢の男に言われた言葉を思い出す。
よくよく見てみると、その女の内股には沢山の『正』の字が。
既に他の誰かがこの『便器』を使用したという痕跡だった。
ふと、男がトイレットペーパーのホルダーに目をやると、黒い極太の油性マジックが一本置かれている。
「…なるほど。一発出す度にこいつで書き込んでやりゃいいってことだな…?」
「…はい。よろしくお願いします」
「(…なんだ、妙にもの分かりのいい女だな…というか、めちゃくちゃいい女じゃねぇか…トップのAV女優も霞むくらい…いやこのクラスは芸能人の中でもそうそう居ねぇ…だけどどっかで見たことあるような気も…そもそも、なんでこんな女がこんなことしてんだ…?普通に考えたらありえねぇ…やっぱり詐欺か何かか??美人局の可能性も…大体、この女妊婦だろ??好きでやってんだとしたら、狂ってやがるっ…)」
男が心の中でそんな葛藤を繰り広げていると、その女は男の前で膝を付き、慣れた手つきでズボンを脱がそうとする。
「…お、おい…?ほ、本当に良いんだよな?後でめんどくせぇことになったりしねぇよなっ…?」
すると女は一旦手を止め、上目遣いでこう言った。
「…はい。もちろんです。一切ご面倒はおかけしません。だから…あなたの嫌なことを…今日は私に…全て吐き出してください…」
「…全てっ…吐き出す……」
躊躇を見せる男をよそに、その女は男のズボンを脱がせ、トランクスの中に膨らむ肉棒を取り出したーー。
「…お待ちしておりました」
そう小さく挨拶した女は、20代前半くらいだろうか。
艶やかな黒髪のロングヘアーと、真っ白なカラダのコントラストがやけに眩しく見える。
女は首輪を装置され、足には黒レザーのニーハイソックス穿かされてはいるものの、それ以外には何も身に着けていない。
服を着ていないその代わりかのように、その女の全身には油性マジックで数々の落書きがされている。
無数の落書きの中で真っ先に目に留まるのは、恐らく妊娠していると思われる大きく膨らんだ腹に、デカデカと刻まれた『セイドレイ』の文字。
そのカラダからは鼻を刺すアンモニア臭が漂い、女が『便器』であることを裏付けている。
『今日はあんたが一番最後』
さっき、巨漢の男に言われた言葉を思い出す。
よくよく見てみると、その女の内股には沢山の『正』の字が。
既に他の誰かがこの『便器』を使用したという痕跡だった。
ふと、男がトイレットペーパーのホルダーに目をやると、黒い極太の油性マジックが一本置かれている。
「…なるほど。一発出す度にこいつで書き込んでやりゃいいってことだな…?」
「…はい。よろしくお願いします」
「(…なんだ、妙にもの分かりのいい女だな…というか、めちゃくちゃいい女じゃねぇか…トップのAV女優も霞むくらい…いやこのクラスは芸能人の中でもそうそう居ねぇ…だけどどっかで見たことあるような気も…そもそも、なんでこんな女がこんなことしてんだ…?普通に考えたらありえねぇ…やっぱり詐欺か何かか??美人局の可能性も…大体、この女妊婦だろ??好きでやってんだとしたら、狂ってやがるっ…)」
男が心の中でそんな葛藤を繰り広げていると、その女は男の前で膝を付き、慣れた手つきでズボンを脱がそうとする。
「…お、おい…?ほ、本当に良いんだよな?後でめんどくせぇことになったりしねぇよなっ…?」
すると女は一旦手を止め、上目遣いでこう言った。
「…はい。もちろんです。一切ご面倒はおかけしません。だから…あなたの嫌なことを…今日は私に…全て吐き出してください…」
「…全てっ…吐き出す……」
躊躇を見せる男をよそに、その女は男のズボンを脱がせ、トランクスの中に膨らむ肉棒を取り出したーー。