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パパとナナとモモちゃん
第4章 最終章 モモちゃんとパパとナナ
ん、待てよ。
ママがいたときは、ママの声なんて聞こえなかった……。
ってことは、もしかして、二人はセックスレスだった?
それが離婚の原因?
ま、いいや、今は。
とにかく早く自立して、この家出よ。
妊娠が分かったときかな、モモちゃんに訊いたことがあるんだ。
「なんで、うちのパパだったの? もっと若くていい男いっぱいいるじゃん」
モモちゃんお腹に手を当てながら言う。
「このうちにナナちゃんと来て、初めてヒロシさん見たとき、お腹の奥が……子宮が、ずんって動いたの。『あっ、あたし、この人の子供生むんだ』……ってそのときそう感じたの」
「へえ~」
「それからは、ヒロシさんのこと好きになるの、全然怖くなかった」
「ふぅ~ん」
「モモちゃん、ヒロシさんに会わせてくれてありがとう」
お礼言われちゃった。
ああ、モモちゃんのあの積極性はここからきてたのか……と思った。
それにここまで来るまで、いろんな障害あったけど、モモちゃん全然ひるまなかったしね。
やっぱり、モモちゃん、やるときはやる子だったんだね。
母は強し……か。
と言うより、母になろうとする女は、強し、だね。
はあ~あたしにもいつかそんな子宮に、ずんっ、てくる相手が現れるのかなぁ?
あっ、でもあたしは断然若い子の方がいいな……。
あっ、できればお金持ちで……。
神様、そこんとこはご配慮ください、お願いします。
あっ、でも、その前に、できれば早めに……バージン……卒業させてください。
完。
ママがいたときは、ママの声なんて聞こえなかった……。
ってことは、もしかして、二人はセックスレスだった?
それが離婚の原因?
ま、いいや、今は。
とにかく早く自立して、この家出よ。
妊娠が分かったときかな、モモちゃんに訊いたことがあるんだ。
「なんで、うちのパパだったの? もっと若くていい男いっぱいいるじゃん」
モモちゃんお腹に手を当てながら言う。
「このうちにナナちゃんと来て、初めてヒロシさん見たとき、お腹の奥が……子宮が、ずんって動いたの。『あっ、あたし、この人の子供生むんだ』……ってそのときそう感じたの」
「へえ~」
「それからは、ヒロシさんのこと好きになるの、全然怖くなかった」
「ふぅ~ん」
「モモちゃん、ヒロシさんに会わせてくれてありがとう」
お礼言われちゃった。
ああ、モモちゃんのあの積極性はここからきてたのか……と思った。
それにここまで来るまで、いろんな障害あったけど、モモちゃん全然ひるまなかったしね。
やっぱり、モモちゃん、やるときはやる子だったんだね。
母は強し……か。
と言うより、母になろうとする女は、強し、だね。
はあ~あたしにもいつかそんな子宮に、ずんっ、てくる相手が現れるのかなぁ?
あっ、でもあたしは断然若い子の方がいいな……。
あっ、できればお金持ちで……。
神様、そこんとこはご配慮ください、お願いします。
あっ、でも、その前に、できれば早めに……バージン……卒業させてください。
完。