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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
中に入った理志のペニスが動いてないのに、ぴたりと奥に触れている部分から快楽が湧き上がってくる。
下半身の奥深くでぎゅううっと快感が凝縮され、意識が高みとつれていかれる。

「あーーッッ!!だめぇ・・・・・ッ!クリ、イクイク!クリでイっちゃうぅぅ・・・・・・・ッッ!!」

芙実の頭がパーン!と真っ白になる。物凄い強く大きなエクスタシーに襲われた。
閃光をまともに見てしまったように、目を瞑ってもチカチカするものが瞼の裏で光る。

身体がガタガガタ!と激しく暴れ、自分でも制御できなかった。

「はぁッ!はぁッ!は・・・・・ぁッッ!」

芙実はあまりに強烈な快楽に呆然とした。
溜まりに溜まった快楽が一気に放出したみたいだった。

「・・・・・・今の強烈だったね」

理志はそれでもじっとして動かなかった。
まだアソコがヒクヒクしているのがわかる。

痙攣が落ち着くと、理志は結合部分を外さないように芙実の身体と共に起き上がり、ゆっくりと芙実の身体を回転させて対面座位の状態になった。

深く繋がりながら長いキスをする。
理志の存在が愛しく、芙実は強く理志に抱きついた。
理志も腕をまわしてしっかりと芙実を抱きしめる。

チュチュチュ・・・・・・・

「理志さん、いつも大好きだけど、今日はもっとずっと大好き・・・・・」
「うん・・・・・俺も・・・・・・・」

スローセックスが精神的なつながりを重視するというのが実感できた。
二人の気持ちがぴったりと合わさっているからこそ、より一層身体のつながりが深くなるのだ。

理志ともっと溶け合いたいと強烈に思った。
ゆっくり確かめあうように唇を重ね、舌を絡めあう。
甘い空気がぐっと濃くなる。

今度は奇妙な感覚に襲われた。

「さ、理志さん・・・・・・」
「何?」
「なんか・・・・・中が・・・・・・変です・・・・・・」
「どう変?」
「なんか、理志さんのが・・・・・形が、すごいはっきりわかって・・・・・。びったり密着してるんですけど・・・・・・」
「うん」
「境目がなくなっていくというか・・・・・・」
「融合してるみたいな?」
「はい・・・・・」

理志のペニスが体内に溶け込んでいくような奇妙な感覚だった。

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