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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
あまりの可愛らしさに胸がぎゅーーん!となる。

芙実はたまらず理志の頭を胸に引き寄せてぎゅっとした。

「理志さんの精神が崩壊したら、私が責任持ってお世話します!」
「いや、だから、崩壊したくないってば・・・・・」
「私、昔おっぱいだけでイクのに挑戦したことあるんですけど、いいところまでいったんですけど途中で挫折しちゃったんですよね・・・・・。でも、私頑張って研究して、まずは自分でイケるようになりますから」

理志が芙実の肩を掴んで頭を離す。

「待って待って、何の話してんの!?」
「そしたら理志さんに教えてあげられるでしょう?」

芙実はやる気まんまんで答えた。
理志の顔が引きつる。

「・・・・・芙実、さっきの話聞いてた?俺はノーマルでいいんだって」
「理志さん、そもそもノーマルという概念はなんなんでしょうね?だって、おっぱいでイクとか、お尻でも気持ちいいとかって、一般的なノーマルのくくりでいうとちょっと外れますよね。でも気持ちよさを感じるように身体が出来ているわけで、何か意味があるんじゃないですか?そこにそれだけの性感が存在してるなら、それを刺激することはノーマルなことじゃないですか?」
「もっともらしいこと言って俺を導こうとしないでよ!」
「そう頭ごなしに拒絶せずに、素直になってみましょう?」
「もー!芙実、怖い!」

芙実の説得に理志が全力で抗う。
つながりながら、ぎゃーぎゃーわーわーとじゃれ合う。

甘い言い争いが、甘い吐息に変わるのにそう時間はかからなかった。
ローソクの火があたたかく二人を照らしていた。

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