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女ざかりの恋の音色は
第7章 締め付けられる心
「待ってよ。俺の家行く約束は?」
「ごめんなさい・・・・・・」
理志は芙実を引き寄せて自分の方に身体を向けた。
「どうして?」
芙実は泣きそうになった。
どうしてもこうしてもないではないか。
自分の彼女があんなサイトを運営していると知って、何も思わないわけがない。
「わかってるでしょう?あのサイト、私のです。私は・・・・・・」
芙実はぐ・・・・・と唇を噛んだ。涙が出そうになるのを堪えた。
「こんな・・・・・こんな地味なくせに、頭の中でいやらしいこと考えて、男の人と経験ないくせに、夜な夜な・・・・・か、快楽を貪って、更にはそれを晒してお金を稼ぐような女です」
「だから、それの何が悪いの?俺は・・・・・・」
「私が嫌なんです!」
芙実は悲鳴のような声をあげた。とうとう涙がこぼれる。
「今日は・・・・・・今日は一人にさせてください・・・・・・」
理志の手がふっと緩んだ隙に芙実は腕を引き抜いて走り出した。
理志の元から逃げ出しても、気持ちは晴れるどころか重たくなるばかりだった。
(最悪な女だ・・・・・・!蒼井さんはかばってくれたのに・・・・・・!馬鹿・・・・・・!馬鹿だ・・・・・・・!いなくなってしまいたい・・・・・・・!)
涙がとめどなく溢れる。
恥ずかしさと情けなさと、理志を失う恐怖で芙実の心は嵐のように乱れていた。
「ごめんなさい・・・・・・」
理志は芙実を引き寄せて自分の方に身体を向けた。
「どうして?」
芙実は泣きそうになった。
どうしてもこうしてもないではないか。
自分の彼女があんなサイトを運営していると知って、何も思わないわけがない。
「わかってるでしょう?あのサイト、私のです。私は・・・・・・」
芙実はぐ・・・・・と唇を噛んだ。涙が出そうになるのを堪えた。
「こんな・・・・・こんな地味なくせに、頭の中でいやらしいこと考えて、男の人と経験ないくせに、夜な夜な・・・・・か、快楽を貪って、更にはそれを晒してお金を稼ぐような女です」
「だから、それの何が悪いの?俺は・・・・・・」
「私が嫌なんです!」
芙実は悲鳴のような声をあげた。とうとう涙がこぼれる。
「今日は・・・・・・今日は一人にさせてください・・・・・・」
理志の手がふっと緩んだ隙に芙実は腕を引き抜いて走り出した。
理志の元から逃げ出しても、気持ちは晴れるどころか重たくなるばかりだった。
(最悪な女だ・・・・・・!蒼井さんはかばってくれたのに・・・・・・!馬鹿・・・・・・!馬鹿だ・・・・・・・!いなくなってしまいたい・・・・・・・!)
涙がとめどなく溢れる。
恥ずかしさと情けなさと、理志を失う恐怖で芙実の心は嵐のように乱れていた。