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女ざかりの恋の音色は
第8章 心堕ちる涙
おそらくポルチオで逝けた。クリトリスだと一度イッてすぐにイクのは苦しいが、奥でイクのは苦しくない。連続でイケて、何よりもすごい開放感で感じた。
多幸感に包まれるとはこのことかと芙実は思った。

「最初なのに、ここまでエロくてイキまくるとか、さいこー・・・・・・」

理志は芙実の胸をもみもみと揉みながらうっとりとして言った。
先端を口に含んでレロレロチュウチュウと愛撫する。

芙実はおそるおそる手を伸ばし、理志の耳たぶを指ではさんでふにふにしてみた。
ピアスの穴がしこりになっている。

空気が更に甘くなる。

「俺・・・・・・、最初にライブハウスで会った時から、ずっとしたかったんだよね」

芙実は驚いて目を開いた。

「あの時・・・・・・すごい接近したじゃない?なんか、めちゃくちゃキスしたくなって・・・・・。それまで会社で会う時とか、そんなこと思ったこともなかったのに」

芙実は、亜里沙の言うようにやはり何かを放っていたのだろうかと複雑な気持ちになる。

「なんでだろってずっと思ってたけど、こういうとこが・・・・・・」

理志は指をヌルヌルになってる芙実の足の間に差し込む。
クチュクチュと出入りさせる。もうすっかり芙実の気持ちよいところを把握してしまって、絶妙な圧で刺激してくる。

「あ!あ・ん!!」
「漏れ出ちゃってたんだなぁ」

またすぐに快楽の渦に引き戻されてしまった。

理志の首にしがみついて自分から唇を求めた。
それに応えてくれる理志の存在が愛しかった。

一人じゃない・・・・・・。

安心感で満たされた心と快感を貪る身体。

その夜、芙実は何度も理志と登りつめ、お互いの存在を身体に刻み込んだのだった。
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