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女ざかりの恋の音色は
第9章 誰にも見せたくない
「はぁ・・・・・あぁ・・・・・・・」

サーバー室の奥の棚と棚の狭いスペースで芙実は手で自分の口をおさえて声が出ないように耐えていた。
シャツの前のボタンは全て外され、ブラは引き降ろされている。理志に左手が後ろから伸び揉みしだかれている。

理志の右手はショーツの中に入りこんでニュチュニュチュと音を立てて出入りしている。
トイレから出たところを、理志に呼び止められ、無理矢理サーバー室に連れてこられた。早く帰らないと皆に怪しまれてしまう。

芙実は快楽に耐えながら訴えた。

「理志さ・・・・・・っ!もう・・・・・いかないと・・・・・・!」
「そうだね」

理志はそういいながら左手も下半身へ移動させ、ムニ・・・・・とふくらみを引っ張ってクリトリス剥きだしにすると、ヌルヌル・・・・・・とクリトリスを右手の中指の腹で擦り始めた。

「あああッ!!」

芙実は身体をフルフルと震わせて快感に耐える。

(もう・・・・・・!イキそう・・・・・・・!!)

あともう少しで絶頂を迎えそうになった時、ス・・・・・・と理志の身体が離れた。

「え・・・・・・・?」
「あまり遅くなるとやばいからね。戻ろうか」

イク寸前で止められて、芙実は突然冷水を浴びせられたような気分になっておろおろした。

「あの・・・・・・・」
「くれぐれも、会社のトイレで一人でしたりしたらダメですよ。樫野さん」

理志が意地悪そうに笑って言った。

そこでようやく、理志がわざと寸止めしたことを理解する。

芙実は顔を赤くして理志を睨んだ。

「・・・・・・しません!」

芙実は急いで服を整えると、走るようにしてサーバー室を出た。
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