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女ざかりの恋の音色は
第9章 誰にも見せたくない
「いっぱい・・・・・セックスしたいです・・・・・・・」
そう言って舌を出して理志の親指を舐めてから、咥えて優しく吸った。
理志が目を細めて芙実を見下ろす。唇の隙間から濡れた舌がのぞいて、欲情しているのがわかる。あまりの色気にみぞおちのあたりがぞわぞわとして、落ち着かない気持ちになる。
理志が芙実の頬に頬をつけて囁く。
「いいね。いっぱいセックスしよう・・・・・。でも、もう少しキスしようか」
こんなにセクシーな囁きがこの世に存在するのかというほど官能を刺激する響きだった。
理志の唇が再び重なり、舌を絡ませあう。
(’幸せ過ぎて怖い’なんてフレーズ、嘘だと思ってたなぁ・・・・・・)
今が幸せの絶頂な気がして、この人を失ってしまったらどうしようとか、これから悪いことが起こるんじゃないかとか、そんな気持ちになるんだなと芙実はしみじみ思った。
頭の中で様々な音が響く。
嬉しさが弾ける華やかな音、愛しい気持ちが心の底から溢れる優しい音、不安を感じる切なげな音、欲望が燃え上がる甘やかな音・・・・・・・。
これからも、もっともっと色々な音を聴かせてくれるに違いない。
理志のキスを受けながら、芙実は恋の音色に耳を澄ませたのだった。
そう言って舌を出して理志の親指を舐めてから、咥えて優しく吸った。
理志が目を細めて芙実を見下ろす。唇の隙間から濡れた舌がのぞいて、欲情しているのがわかる。あまりの色気にみぞおちのあたりがぞわぞわとして、落ち着かない気持ちになる。
理志が芙実の頬に頬をつけて囁く。
「いいね。いっぱいセックスしよう・・・・・。でも、もう少しキスしようか」
こんなにセクシーな囁きがこの世に存在するのかというほど官能を刺激する響きだった。
理志の唇が再び重なり、舌を絡ませあう。
(’幸せ過ぎて怖い’なんてフレーズ、嘘だと思ってたなぁ・・・・・・)
今が幸せの絶頂な気がして、この人を失ってしまったらどうしようとか、これから悪いことが起こるんじゃないかとか、そんな気持ちになるんだなと芙実はしみじみ思った。
頭の中で様々な音が響く。
嬉しさが弾ける華やかな音、愛しい気持ちが心の底から溢れる優しい音、不安を感じる切なげな音、欲望が燃え上がる甘やかな音・・・・・・・。
これからも、もっともっと色々な音を聴かせてくれるに違いない。
理志のキスを受けながら、芙実は恋の音色に耳を澄ませたのだった。