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女ざかりの恋の音色は
第11章 恋の音色
芙実は緊張していたようで、理志の返事を聞いてホッと小さいため息をついた後、もじもじしている。何か言いたいことがあるのに、言うのをためらっているのがすぐわかる。
「何?」
「あの・・・・・・。ち、誓いのキスをしませんか?」
なぜこれでこんなにも恥ずかしがるのかと、理志は苦笑した。
こういう時、芙実の心はすっかり乙女に戻ってしまうようだ。
「いいですね。しましょう」
「あの、普通のやつでお願いします」
「普通のやつ?舌入れないってこと?」
「はい・・・・・こう、あてるだけでお願いします・・・・・・」
理志はわかりましたと笑って芙実の肩に手を添えた。
理志がじっと芙実を見つめると、芙実がドキドキしているのが伝わってくる。
理志は顔を寄せてそっと唇を芙実の唇におしあてた。
柔らかな感触だけを感じて、胸が少しドキドキしてきた。
芙実の純情が移ったみたいだ。
唇を離して目を合わせる。
芙実が理志への愛情を溢れさせた柔らかで穏やかに微笑んでいる。
その愛らしさにドキっとする。
もう一度恋に堕ちたみたいだった。
理志は芙実を抱き寄せた。芙実の頬が胸にあたる。
トクン、トクン、と少し早いリズムで心臓が打つ。
自分と芙実だけに聞こえる恋の音に耳を済ませて、理志は眠りについた。
********まだ続きます*********
「何?」
「あの・・・・・・。ち、誓いのキスをしませんか?」
なぜこれでこんなにも恥ずかしがるのかと、理志は苦笑した。
こういう時、芙実の心はすっかり乙女に戻ってしまうようだ。
「いいですね。しましょう」
「あの、普通のやつでお願いします」
「普通のやつ?舌入れないってこと?」
「はい・・・・・こう、あてるだけでお願いします・・・・・・」
理志はわかりましたと笑って芙実の肩に手を添えた。
理志がじっと芙実を見つめると、芙実がドキドキしているのが伝わってくる。
理志は顔を寄せてそっと唇を芙実の唇におしあてた。
柔らかな感触だけを感じて、胸が少しドキドキしてきた。
芙実の純情が移ったみたいだ。
唇を離して目を合わせる。
芙実が理志への愛情を溢れさせた柔らかで穏やかに微笑んでいる。
その愛らしさにドキっとする。
もう一度恋に堕ちたみたいだった。
理志は芙実を抱き寄せた。芙実の頬が胸にあたる。
トクン、トクン、と少し早いリズムで心臓が打つ。
自分と芙実だけに聞こえる恋の音に耳を済ませて、理志は眠りについた。
********まだ続きます*********