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女ざかりの恋の音色は
第11章 恋の音色
理志は自分が結婚したいと思ったことがなかったから、そう思える芙実との結婚に迷いがない。
芙実の場合はそんなに恋愛経験があるわけではないから判断材料がないだろうし、真面目な性格だから家のことや仕事のことを考えずにいられないのだろう。
理志は少し急ぎすぎたかな、と反省した。
それでも、自分の気持ちに嘘はない。
返事はいつもらえるかわからないけど、はっきりと言っておかなくてはと思った。
理志はふに・・・・・と芙実のほっぺたを摘んだ。
「ふぁ・・・・・?」
「・・・・・なんか、あれこれ細かいこと言ったけど、やっぱりちゃんと言わなきゃな」
「・・・・・・・?」
理志はほっぺたから手を話して芙実の両手を自分の両手で包むと、芙実の目をまっすぐ見つめて言った。
「一生大事にします。俺と結婚してください」
芙実の目が大きく見開かれたあと、じんわりと涙で濡れて潤んでいく。
「わかってますか・・・・・・?一生って・・・・・死ぬまでですよ?死ぬまで私と一緒ってことですよ?」
「それもいいね。死ぬまで俺と一緒にいてほしい」
「・・・・・・・」
芙実の目から涙がこぼれ落ちそうになっている。
芙実はパジャマの袖で目をおさえた。
「・・・・・図々しいこと、言っていいですか?」
「どうぞ」
芙実は顔を上げて理志を見た。
綺麗な澄んだ瞳がそこに見えた。
「もう、私なんかが・・・・・って思わないことにします。私だから、理志さんを幸せにできるんだって。理志さんを幸せにできるのは、この世で私だけだって、うぬぼれることにします」
理志は優しく微笑んだ。
「はい」
芙実は理志の手から自分の手を抜いて、今度は自分が理志の両手を手のひらで包み込んだ。
「私を・・・・・理志さんのお嫁さんにしてください」
「芙実・・・・・・・」
「死ぬまで私と一緒にいて欲しいです」
理志は愛しさで目を細めた。もうこれ以上沸いてこないだろうと思うのに、愛しい気持ちは枯れることがないみたいだ。
「うん・・・・・・」
芙実の場合はそんなに恋愛経験があるわけではないから判断材料がないだろうし、真面目な性格だから家のことや仕事のことを考えずにいられないのだろう。
理志は少し急ぎすぎたかな、と反省した。
それでも、自分の気持ちに嘘はない。
返事はいつもらえるかわからないけど、はっきりと言っておかなくてはと思った。
理志はふに・・・・・と芙実のほっぺたを摘んだ。
「ふぁ・・・・・?」
「・・・・・なんか、あれこれ細かいこと言ったけど、やっぱりちゃんと言わなきゃな」
「・・・・・・・?」
理志はほっぺたから手を話して芙実の両手を自分の両手で包むと、芙実の目をまっすぐ見つめて言った。
「一生大事にします。俺と結婚してください」
芙実の目が大きく見開かれたあと、じんわりと涙で濡れて潤んでいく。
「わかってますか・・・・・・?一生って・・・・・死ぬまでですよ?死ぬまで私と一緒ってことですよ?」
「それもいいね。死ぬまで俺と一緒にいてほしい」
「・・・・・・・」
芙実の目から涙がこぼれ落ちそうになっている。
芙実はパジャマの袖で目をおさえた。
「・・・・・図々しいこと、言っていいですか?」
「どうぞ」
芙実は顔を上げて理志を見た。
綺麗な澄んだ瞳がそこに見えた。
「もう、私なんかが・・・・・って思わないことにします。私だから、理志さんを幸せにできるんだって。理志さんを幸せにできるのは、この世で私だけだって、うぬぼれることにします」
理志は優しく微笑んだ。
「はい」
芙実は理志の手から自分の手を抜いて、今度は自分が理志の両手を手のひらで包み込んだ。
「私を・・・・・理志さんのお嫁さんにしてください」
「芙実・・・・・・・」
「死ぬまで私と一緒にいて欲しいです」
理志は愛しさで目を細めた。もうこれ以上沸いてこないだろうと思うのに、愛しい気持ちは枯れることがないみたいだ。
「うん・・・・・・」