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我が運命は君の手にあり
第5章 第五章
「一時間ぐらい走ったかな」
言葉の軽さと視線の重さ。心を見抜いた上でのじめついた誘いを読み取り、冴子は背にした襖の向こうを想像した。
ワインのせいなのか、身体がほつほつと熱くなる。次第に陰部までも熱を持ち始め、冴子を戸惑わせた。空になったグラス見つめる彼女に「まだ飲むかね」と染井が立ち上がった。
「え? あ、いえ、もう……」
「どうした、足が痺れたのか」
火照りは治まるどころかじんじんと女陰を刺激し、しとどに濡れ始めたそこは、下着から服の生地にまで達しているのではないかと感じるほどだった。
「いえ、あの、御手洗いを貸してください」
「立てるか? 」
側に来た染井の手を取って立ち上がると、冴子はそのまま抱き寄せられた。
「必要なのは手洗いではないだろう」
囁きが電流のように耳から背中へと駆け抜ける。すかさず耳に入ってきた舌に「あっ」と仰け反った冴子はがっちりと支えられ、耳たぶを甘噛みされてまた甘い声を上げた。
「いい声だ、ふふっ」
口淫を施されているかのように耳をねぶられて女陰が蠢く。冴子は異常に反応してしまっている自分に慌てた。
言葉の軽さと視線の重さ。心を見抜いた上でのじめついた誘いを読み取り、冴子は背にした襖の向こうを想像した。
ワインのせいなのか、身体がほつほつと熱くなる。次第に陰部までも熱を持ち始め、冴子を戸惑わせた。空になったグラス見つめる彼女に「まだ飲むかね」と染井が立ち上がった。
「え? あ、いえ、もう……」
「どうした、足が痺れたのか」
火照りは治まるどころかじんじんと女陰を刺激し、しとどに濡れ始めたそこは、下着から服の生地にまで達しているのではないかと感じるほどだった。
「いえ、あの、御手洗いを貸してください」
「立てるか? 」
側に来た染井の手を取って立ち上がると、冴子はそのまま抱き寄せられた。
「必要なのは手洗いではないだろう」
囁きが電流のように耳から背中へと駆け抜ける。すかさず耳に入ってきた舌に「あっ」と仰け反った冴子はがっちりと支えられ、耳たぶを甘噛みされてまた甘い声を上げた。
「いい声だ、ふふっ」
口淫を施されているかのように耳をねぶられて女陰が蠢く。冴子は異常に反応してしまっている自分に慌てた。