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我が運命は君の手にあり
第6章 第六章
ビルの前に停車すると、ちょうど冴子が出て来た。素早く降りて助手席のドアを開ける彼に、立ち止まって頭を下げた。
「お疲れ様です。さあどうぞ」
雨を気にして天を仰ぐ彼女に清純さを見いだし、スカートから覗いた脹ら脛に隠せない色気を感じる。
「お疲れ様です。あの、今日はお誘いありがとうございます」
「そんなに改まって言われるとプレッシャーだなぁ。ははっ、さあ乗って」
「失礼します」
静かにドアを閉じた彼は、車道を確認して運転席に乗り込んだ。
「雨上がったね」
「ええ、でも予報では夜遅くにまた降るみたいです」
「いいさ、帰りは送るから心配ないよ」
「……ありがとうございます」
今日の冴子は髪を下ろし、いつにも増してしっとりとした印象だった。
微かに漂ってくるコロンの香りが彼女にぴったりだ。このまま二人きりの空間を味わっていたい。
「お腹空いた?」
「はい、ぺこぺこです」
白い肌に映えるローズピンクの口紅が、ぽってりと厚みのある唇を魅惑的に見せる。
「"松島"っていう上手いラーメン屋なんだ。きっと気に入るよ。あ、醤油味なんだけど大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
「お疲れ様です。さあどうぞ」
雨を気にして天を仰ぐ彼女に清純さを見いだし、スカートから覗いた脹ら脛に隠せない色気を感じる。
「お疲れ様です。あの、今日はお誘いありがとうございます」
「そんなに改まって言われるとプレッシャーだなぁ。ははっ、さあ乗って」
「失礼します」
静かにドアを閉じた彼は、車道を確認して運転席に乗り込んだ。
「雨上がったね」
「ええ、でも予報では夜遅くにまた降るみたいです」
「いいさ、帰りは送るから心配ないよ」
「……ありがとうございます」
今日の冴子は髪を下ろし、いつにも増してしっとりとした印象だった。
微かに漂ってくるコロンの香りが彼女にぴったりだ。このまま二人きりの空間を味わっていたい。
「お腹空いた?」
「はい、ぺこぺこです」
白い肌に映えるローズピンクの口紅が、ぽってりと厚みのある唇を魅惑的に見せる。
「"松島"っていう上手いラーメン屋なんだ。きっと気に入るよ。あ、醤油味なんだけど大丈夫?」
「はい、大丈夫です」