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第7章 第七章

「ああっ、あぁだめっ、だめぇ
……」

彼女は再び昇りつめた。口淫を免れたそこは、まだ足りないとでも言いたげに妖しく誘ってくる。

彼女を目覚めさせたのは俺だ

痛い程張りつめた陰茎を当てがい冴子を見据えた。震える唇と怯えた瞳が欲情を掻き立てる。

「もう離さないから」

冴子は首を振った。

「こ、今夜だけに」
「愛してるんだ、こんなに」
「あっ……」

ゆっくりと差し込むと中は熱く滑り、すぐさま絡みついてきた。引こうとすれば膣口が締まり、進めば吸い込まれるように奥が締まった。ゆっくりと抜き差しを繰り返すうち、その腰つきがまた彼を惑わせる。

「あぁん、んあぁぁ、あぁ、あはぁぁ……」

酒が回り、夢うつつに酔っているのか、久々の交わりに我を忘れているのか、快楽を貪る冴子の有り様は彼を喜ばせ、男としての自信を持たせた。
その見事な肉体を眺めたかった。今なら受け入れるかもしれない。

「俺の上に乗って……｣

冴子に戸惑いはなく、当然のように腰を跨いだ。

｢そう、いいよ、ゆっくりきて、……そう、そうっと……あぁ、上手だ……あっ、あぁ……いいよ、そっと動いて……あっ、ううっ……」

冴子は巧みだった。固い蕾がいきなり開花するように、めざましく変化した。悩ましく腰をくねらせたかと思うと、雁首だけを咥えて膝を開き、交節を見せつけるように揺れて動いた。

これが、あの冴子さん……