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我が運命は君の手にあり
第10章 第十章
「ふっ、答えるんだ冴子」

「……い、いや」

邪悪な微笑みが冴子を縛り付ける。青白く燃える炎が全身を駆け回り、冴子はその先にある褒美を期待してしまう。

「素直じゃないな」

枕元の箱に手を伸ばした染井が、昨夜の淫具を取り出し、透明な液体を丁寧に塗りつけた。

「だ、旦那様」

「……わかるね」

冴子はごくりと唾を飲み、両膝を抱えて左右に開いた。

「それでいい」

高鳴る鼓動を押さえつつ、染井が手にしたピンク色の淫具の行方を追った。
肛門にあてがわれた弾力のあるそれがゆっくりと差し込まれる。

「昨日やっただろう? 力を抜いて」

「あぁ……ううっ……ん、ん……」

「ほぅ、もう慣れたようだね。まったく素晴らしいね君は……」

新たな刺激に翻弄され、遼の姿が消えていった。
染井の亀頭が蜜口にあてられた。

「い、や、やめて!」

「なぜ嘘をつく。嫌じゃないだろう? ほら、その目……きらきらと輝いてるじゃないか」

(違う、違う……)

左右に首を振って拒絶を示す冴子に、染井はにやけ顔で差し込んだ。

「は、あはぁぁ、う、んぁ、あ、あ、だ、旦那様、旦那様……あ、あぁ……だめ、ああっ……」

それは冴子の欲望を満たしていった。

「おぉ、凄いぞ……あぁ冴子……」

彼は淫具を気にしつつ、腰をゆっくりと回した。

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