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我が運命は君の手にあり
第10章 第十章
「どうだ?」

前後からの攻めに耐えられず、思考は停止して身体だけがくねる。

「や、やめ、ああっ、だめぇ、もう、もう……」

「ふふっ、気にいったようだね。 私はほら、ここだよ、後ろは誰かな」

「っ!……」

遼が現れた。

「誰だ。ん?遼か」

「い、いやっ」

染井が奥を抉った。電流が突き抜けていく。

「うああぁっ、ああっ、た、だめ、だめぇ、あぁ、奥が、奥が、す、す凄いぃぃぃ……」

冴子は父と息子どちらも消さなかった。二人に犯される。そんな欲望を抱きしめたまま、如何わしい夢に溺れて悶え、潮を大量に吹き上げた。

「なんて女だ、もっとほしいのか」

「もう、もうやめて、許して……ああっ」

「まだ足りないんだな、んんっ」

『ああぁぁぁ……』

冴子の身体は跳ね上がって痙攣し、淫具が外れる刺激で悲鳴を上げる。染井はその身体を抱きしめ乳首を咬んだ。

「うああっ、んあっ、んあっ、んぁっ……」

「いいぞ冴子、もっと啼け、そろそろ私も」

彼が動く必要はなかった。冴子は身体をを仰け反らせて染井を扱き、乳首を噛まれる度に激しく逝き続けた。

「ああっ、うぐううぅっ、旦那様がいい、旦那様が、旦那様がぁぁぁ……」

「あぁわかってる。二度と、んんっ……遼の名を呼ぶんじゃない、う、うぅっ…………」


遼さん、もう戻れない
私は私が憎い
私は私を許さない――









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