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我が運命は君の手にあり
第4章 第四章
頬擦りが途絶えたかと思うと、左右八本の指が、茂みの中心をこじ開けた。

「や……」
「あぁ冴子、こんなに……」

花芯に舌が絡み付いた。

「うっ……、んあ、あうぅ……」

その熱く巧みな動きに腰が引けてくる。それは優しく滑らかで、愛でるようにすべてを絡めとっていった。久しく快楽から遠ざかっていた冴子は、そのあまやかな刺激に酔いしれ我を忘れた。引けていた腰が前に押し出される。さらなる刺激を求めた冴子は、壁にもたれ掛かり、片手で膝を抱えて横に開いた。

「これでも誘ってないと?」
「だ、旦那様……」
「私にはわかる。始めから誘っていただろう。それとも火をつけたのは私だとでも?」

冴子は首を振った。

「わ、私です、私……私から……」

男の顔を陰部に押し付け、密着してもなおやわやわと這い回る熱い舌を味わう。過去にも施された事のない巧みなやり方に衝撃を覚え、身に起こる数々の反応に幸せを禁じ得ない。そこから身を制する事は不可能だった。
がっと尻を掴まれ強く吸われた。

「あっ、ああっ……」

がくがくと気を吐いてもまだ足りなかった。片足が男の肩に乗せられる。指が押し入ってくると、愛液が腿を伝って落ちる。膣の壁をそっと擦られて呻き、指が増やされて深く押し入ってくると、冴子はそれを締め上げて自ら腰を動かした。

「あぁん、うっ、うくっ……んんっ」

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