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甘い瞬間まで待っていて
第1章 プロローグ
「母さん…どこ行くの?
僕を一人にしないで…」
「ママは新しい家族のところへ行くの。
悪いけど響也は一緒に住めないの。
じゃあね…」
母さんは家を出て 新しい男の車に乗り込んだ。
号泣する俺を引き取ってくれたのは
父方の爺さんだった。
「響也、本当に寂しい思いをさせてすまない…
せめて大学までは行かせてやるからな。」
「父さんはどこに行ったの?」
「さぁな。1人になったし勝手な奴だよ。
息子ながら情けない…。もう帰ってこないだろうよ。」
「父さんは何をされたの?」
「経営してる会社が上手く行かなくなって倒産した。
須藤に騙されたんだよ。」
行方不明なまま 父は帰って来ることはなかった。
僕を一人にしないで…」
「ママは新しい家族のところへ行くの。
悪いけど響也は一緒に住めないの。
じゃあね…」
母さんは家を出て 新しい男の車に乗り込んだ。
号泣する俺を引き取ってくれたのは
父方の爺さんだった。
「響也、本当に寂しい思いをさせてすまない…
せめて大学までは行かせてやるからな。」
「父さんはどこに行ったの?」
「さぁな。1人になったし勝手な奴だよ。
息子ながら情けない…。もう帰ってこないだろうよ。」
「父さんは何をされたの?」
「経営してる会社が上手く行かなくなって倒産した。
須藤に騙されたんだよ。」
行方不明なまま 父は帰って来ることはなかった。