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甘い瞬間まで待っていて
第6章 縛り
はぁー…来てしまった…

日曜の休み これで最後だから

そう響也に誘われて

水族館みて ランチして外を並んで歩いている

話すことも尽きてくる悠妃と響也。

「そんなに今日デートするの嫌でした?

こんな時くらい笑って下さい。…」

「笑えてなかった?可笑しいわね…」

「ぷっ、それで笑ったつもりだったんですか?

俺 景色いいとこ知っているんです。」

響也の運転する車に乗り 山を登って行く。

夕日の光が車内に差し込む

響也のスッとした鼻筋や

顎の輪郭を縁取る。

小さい時の響也は私の妹に間違われることも

あったのになー

今は知らない大人びた顔になる。

遠い別の男性に錯覚する。

「俺の顔に何か付いてる?」

「むっ、虫がついていて飛んでいった…」

なんて言って見惚れてたことに嘘を付く。

頂上まで行くと展望台が立っていた。

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