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甘い瞬間まで待っていて
第6章 縛り
しばらく夕焼けを眺める二人。
手すりに肘をついてぼーっとする。
缶コーヒーを持ち両手を暖める。
「会社 継いでくれない?
私が辞めてから社長してよ。
早くて3ヶ月かかるかもしれないわ。それでもいい?」
「急に凄いこと言うなぁ…」
「あらーずっと前から後継者は考えていたことよ。
赤字や借金のストレス半端ないんだから。
もう責任もつことが疲れたの。
響也なら社員の信頼もあるし
私以上に仕事こなしてるし
任せられる。」
「…。」
「あれ?嬉しくない?
貴方の好きにしていいのよ。
会社を大きくしろなんて言ってないんだから。」
どうして?
響也(あなた)の目的だった事でしょ?
もっと喜ぶと思っていたのに。
そんな暗い顔して。
これが私に出来る最後の事。
悠妃は少しショックを受けた。
「…そんなことで
俺の気持ちが晴れると思ってるんですか?」
「…。」
手すりに肘をついてぼーっとする。
缶コーヒーを持ち両手を暖める。
「会社 継いでくれない?
私が辞めてから社長してよ。
早くて3ヶ月かかるかもしれないわ。それでもいい?」
「急に凄いこと言うなぁ…」
「あらーずっと前から後継者は考えていたことよ。
赤字や借金のストレス半端ないんだから。
もう責任もつことが疲れたの。
響也なら社員の信頼もあるし
私以上に仕事こなしてるし
任せられる。」
「…。」
「あれ?嬉しくない?
貴方の好きにしていいのよ。
会社を大きくしろなんて言ってないんだから。」
どうして?
響也(あなた)の目的だった事でしょ?
もっと喜ぶと思っていたのに。
そんな暗い顔して。
これが私に出来る最後の事。
悠妃は少しショックを受けた。
「…そんなことで
俺の気持ちが晴れると思ってるんですか?」
「…。」