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甘い瞬間まで待っていて
第9章 お礼
どうしてこの言葉をもっと

真摯に受け止めなかったんだろう。

入社依頼

研修担当したあたりから 島が仕事熱心だったから

隣にいる時間が自然と長くなっていたのだ。



オフィスは消灯し

社員で残っているのは島と須藤だけだった。

「先に帰れよ。」

この日は体調を崩して熱もあった。

「須藤さん、ここは私がやっておきます。」

任せたのは売上げ金の一部も入っていた。

いつもは何度も確認する金庫の閉め忘れ。

通常は桂木か須藤しか開閉できない金庫だった。

なのに…

後悔する出来事が起きてしまった。


翌日、出社すると



「金庫の何者かに開けられています!」

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