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黒い雨
第3章 家庭崩壊の始まり
「アタシね…りほこが兄と結婚をしたことが原因でアタシの人生が大きく狂ってしまったのよ!!両親はね!!兄のためにりほこと別れてくれと…りほこの婚約者の男性にジカダンパンに言ったのよ!!…『君は収入が高いから他にもいいお嫁さんはいるのじゃないのかな…』とか『なーんにも行動を起こさなくても男前だから女性の方から寄ってくるよ…』など…りほこの婚約者の男性をズタズタに傷つけるだけ傷つけて…その事が原因でりほこは婚約者の男性と別れて兄と結婚をしたのよ!!アタシの両親はりほこにばかり超えこひいきしているのでますますイラつくのよ!!」
「お兄さんのお嫁さんのこと…みわこは気に入らないのね…」
「ええ気に入らないわよ!!りほこは両親の前でいいところを見せようと思ってコビを売っているのよ!!」
「もうわかったわよ…要は、みわこは修学旅行には行かないと言うことなのね…」
「ええそうよ!!」
「それだったら、夏休み中に病院に入院をした方がいいと思うわよ…」
「入院…」
「みわこ…5月6日に受けたきついレイプが原因で身心ともにボロボロになっているみたいだから…入院をして療養をしたらどうかなぁ…」
「アタシだって入院したいわよ…だけど…だけど…」

みわこは、途中で言葉がつまってしまいましたので声をあげてワーと泣き出したのでありました。

その頃でありました。

ひさとは、東鳥生にあります製造工場で働いていましたが、体調不良でしんどいと現場責任者に伝えた後に早引けをしてしまったのでありました。

ひさとは、工場を出た後に港大橋を渡りまして東門町にありますフジグランヘ行きました。

ひさとは、りほこに電話で『今日は残業だから晩ごはんはいらない…』と言いました後に公園にあります電話ボックスを出た後にフジグランヘ向かったのでありました。

フジグランのフードコートにて…

ひさとは、お好み焼き屋さんで買いましたお好み焼きを食べながらひとりぼっちで缶ビールをのんでいたのでありました。

その時でありましたが、ひさとは取引先の会社のOLさんのまりえ(25歳)と会っていたのでありました。

ひさととまりえは、ふたりでこんな会話をしていたのでありました。
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