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黒い雨
第5章 失禁少女
そうしたことが原因で、なおとは少年野球の練習をさぼるようになってしまいました。

かつのりとかすみは、繰り返してなおとに『おまえは野球しかできないのだから練習に行け!!』と言いましたので、かすみも『おかーさんが車で送り迎えをしてあげるから、練習に行きなさい!!』と言いまして野球の練習に行けと強要し続けていたので、なおとは反発ばかりを強めていました。

そうしたことが原因で、親子間に生じた小さな亀裂はやがて大きな破局へつながって行くのでありました。

7月24日のことでありました。

修学旅行ヘ行かなかったみわこは、この時『退学処分を受けてもいい!!』となげやりになっていましたので、より過激な行動に出てしまいました。

制服姿のみわこは、波方の大角浜の海浜公園の海水浴場ヘ行っていました。

ムサクイに男を逆ナンしたあと、より過激な行動を起こすと決めていたみわこの精神状態は、ハタン寸前にまで追い込まれていました。

時は、午前11時過ぎのことでありました。

みわこは、大学生のグループでさみしそうにしている男子学生をターゲットにしまして逆ナンをするために行動に出ました。

発見してから20分後のことでありました。

みわこは、グループの中でさみしそうにしていました19歳くらいの男子学生を発見しまして声をかけました。

「あの~…ひとり…でしょうか?」
「(さみしげな声で…)うん…」
「よろしかったら…アタシと一緒にに行きませんか?」
「ええ…」

みわこは、男子学生を連れて身障者のトイレに連れて行きました。

みわこは、男子学生を個室に連れ込んだ後に戸を閉めまして、鍵をかけた後に過激な行動に出てしまいました。
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