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嫁の貸し出し始めました
第13章 ケダモノたちの宴…。
ちょうど
夕日が水平線に沈む
トワイライトタイムになった頃…


美緒は
グッタリした表情で
男たちとともに
クロガネのもとに帰ってきた


『クロガネさん、今日のは最高の肉便器オンナでしたよ。 しばらくは、この便器を超えるような女…現れないでしょうね』
リーダー格の男は
そうクロガネに感謝しながら礼を言った



『……… ……… ………………。』
ケダモノの男たちが
帰ったあとも
美緒は
放心状態で海を眺めていた


『おい、肉便器。 貸し出されたときに、こうなる運命を察知できなかったお前が悪いんだ。 お前のバカ旦那も同類だ…』
クロガネは
美緒にそう声をかけたが

『クロガネ様。違いますよ… あ!ごめんなさい。 でも………。 私はあんなことして時間を忘れるほどに興奮した自分に驚いてるだけ…。孝はきっと…私がこうなることを心から期待しているんですもの… …私、孝の奥さんだから… 孝が…求めるなら、何にでもなれますよ。 でも今日は知らない世界をたくさん経験させていただきました。ありがとうございます。』

美緒は瞳を潤ませながら
クロガネを見つめて答えた



クロガネは鬼畜な心のど真ん中を
拳銃で撃ち抜かれたような
衝撃を受けた。


『クロガネ様。 お宿、どんなところですか?私… ずいぶんヤラれてしまったので、身体中がガクガクなんですけど、もっともっと虐めていただけるんですよね…』
美緒の潤んだ瞳は
今朝、クロガネが駅で出会ったときとは
別人のように
妖艶に淫靡に輝いていた。
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