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第47章 欲望の行き着く先…。

最近の私…
少し変なの…。
時折
美緒は自分の心のコントロールが
うまくできなくなっていることを
自覚していた。

急に心がウキウキしだしたり
かと思えば
急にムラムラしたエッチな気分になったり
そうしていると
急にあの獣姦の記憶が蘇り
不安と恐怖に駆られて
涙がポロポロ流れ出したり…


そんな
今までにない
感情の起伏が美緒のなかで
生まれるようになっていた

しかし
そんな不安定な気分のときには
孝が美緒をギュッとハグすると
美緒は最高この上ない
幸せに満たされた気分になり
もとの美緒に戻るのだった…。


美緒は鏡を眺める。

『うん。大丈夫。いつもと一緒！』
そう自分に言い聞かせるように
呟くことも最近多い。

孝からは
『ムロマチとのプレイのあとの美緒は、たまにすごくエロティックなフェロモンが溢れ出すなぁ…』と
言われるけど…
私は私。
孝の奥さんで…
孝の性癖を受け止めることのできる
唯一無二の存在が私。
そう
この事実だけは
これからもずっと変わらないよ！

美緒は
そう自分で呟くことも
あのムロマチとのプレイ以来
多くなっていた。

そんな美緒に孝は
ある究極のネトラレ願望を
カミングアウトしたのだ。