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せめて、今夜だけ…
第8章 甘い痛み
「はぁ…」
やっぱり企業名がわからないと検索に引っ掛からないか。
市原なんて名前ならすぐに見つかると思ったが…。
ため息を付きながらパソコンに目を向けていると…
「何やってんだよ、魚塚」
「うわっ!」
背後からいきなり声をかけられて、思わず大きな声をあげてしまった。
慌てて振り返るとそこにいたのは、桐谷。
「何だよ…、いきなり…」
あー、マジでびっくりした。
まだ心臓がドキドキしてるわ。
「いきなりって、お前こそ何やってんだよ。こんな朝っぱらから」
早朝から会社に来てデスクに張り付いてる俺を見て不思議に思ったらしい。
そう言えば、俺はいつも桐谷より後から出勤する事が多かった。
自分より早くに俺が出勤してるのを見て驚いてるようだ。
「何だ?調べものか?」
桐谷の視線は俺を通り越し、俺の傍らのパソコンに向けられた。
「あ、いや…、別に」
慌ててページを閉じようとしたが、桐谷の視線は既にパソコンの画面に向けられている。
画面には、今現在検索しているワードが表示されている。
ここであれこれと聞かれたら…、説明するのも面倒だし、説明するのも恥ずかしい。
まぁ『市原 社長』というワードだけでバレるわけはないが。
うわー、嫌な奴にバレたなぁと思っていると…。
やっぱり企業名がわからないと検索に引っ掛からないか。
市原なんて名前ならすぐに見つかると思ったが…。
ため息を付きながらパソコンに目を向けていると…
「何やってんだよ、魚塚」
「うわっ!」
背後からいきなり声をかけられて、思わず大きな声をあげてしまった。
慌てて振り返るとそこにいたのは、桐谷。
「何だよ…、いきなり…」
あー、マジでびっくりした。
まだ心臓がドキドキしてるわ。
「いきなりって、お前こそ何やってんだよ。こんな朝っぱらから」
早朝から会社に来てデスクに張り付いてる俺を見て不思議に思ったらしい。
そう言えば、俺はいつも桐谷より後から出勤する事が多かった。
自分より早くに俺が出勤してるのを見て驚いてるようだ。
「何だ?調べものか?」
桐谷の視線は俺を通り越し、俺の傍らのパソコンに向けられた。
「あ、いや…、別に」
慌ててページを閉じようとしたが、桐谷の視線は既にパソコンの画面に向けられている。
画面には、今現在検索しているワードが表示されている。
ここであれこれと聞かれたら…、説明するのも面倒だし、説明するのも恥ずかしい。
まぁ『市原 社長』というワードだけでバレるわけはないが。
うわー、嫌な奴にバレたなぁと思っていると…。