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せめて、今夜だけ…
第8章 甘い痛み
「ん?お前、市原社長の事調べてんの?」

桐谷の口から出たその言葉。
俺はその言葉を聞き逃さなかった。

こいつ、市原社長の事知ってるような口調だけど…、知ってるのか?

「お前…、知ってんのか?」

いや、桐谷が言ってる市原が俺の探してる市原と一緒かどうかだ。
もしかしたら…、市原社長と言う別人の可能性だってある。

「市原グループの社長だろ?ホテルやらレジャー施設やら、いろいろ手広くやってるみたいだぞ?まぁ、社長は歳だし、そろそろ息子に会社を任せるつもりらしいけど」


ホテルやらレジャー施設やらを手広く経営。
そろそろ息子に会社を任せる。
この二点からして、俺が探してる市原という人物に間違いはなさそうだ。

そして、魚月の婚約者…。

「俺も人から聞いた話だから詳しくは知らねぇけど」

いや、俺が探してる市原である可能性は高い。
でも、何で桐谷がそんな事知ってるんだ?
検索にも引っ掛からなかったし、会社のHPもなかったのに。

「何でそんな事知ってんだ?つーか、誰から聞いたんだ?会社のHPもSNSもないのに」
「この間合コンした女から聞いた。社長は宣伝嫌いらしいからHPもしてないらしいわ。昔はあったらしいけど、今はどうかね~…」
「…そうか」

こいつ、まだ合コンなんかしてるのかよ…。
まぁ、桐谷は独身だし俺には関係ないからいいけど。





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