この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて、今夜だけ…
第9章 天使と悪魔
魚月の潤んだ瞳が俺を睨み付けるが、その瞳は俺を煽るだけだ。

「どうせ、今日はもう会いませんよ…っ」

ま、時間も時間だしな。

「その格好じゃホテルから出る時に怪しまれるだろうから…」

俺はスマホと鍵と財布を抜き取ったスーツの上着を魚月に手渡した。
ビリビリに破れた服ではフロントの人間に怪しまれる。
男物で悪いが、ないよりはマシだろう。
これを羽織れば少なくとも胸元は隠せる。
ボタンは俺のせいでちぎれてしまって使い物にならなくなった。

「………っ!」

こんな酷いことをした男の物なんて借りたくはないだろうが、背に腹は変えられない。
魚月もこんな服では外を歩けないと思ったのか、悔しそうにそれを受け取った。

「さて、さっき言った罰だけど」
「ば、罰って…、そんな事…っ」

本当はこのまま魚月に中に入って思い切り壊してやりたかったが、ここはビジネスホテルだし、激しいことは出来ない。
避妊具も用意してないし時間もない。
不本意ではあるが諦めてやる。

今夜は何の準備もしていない。
こんな状態で魚月をめちゃくちゃには出来ない。

「嫌なら別に構わねぇよ?この画像をバラ撒くだけだから」




/512ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ