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せめて、今夜だけ…
第12章 蛹、羽化の時
「そんな声出さなくても、ちゃんと可愛がってやるよ」

魚月に触れたい。
今すぐ魚月の中に入りたい。
余裕がないのは…、俺の方だ。

ベッドに登っても、スプリングの軋む音は聞こえない。
マットレスタイプのベッドだから当たり前か。

この部屋には他にもいろんな拘束具があるが、今の魚月にはそんなものは必要なさそうだ。
ぐったりしてるし、今なら暴れられても片手で押さえつけれるだろう。

真っ白な魚月の足の隙間に移動。
魚月のそこはまだまだ潤っていて全然渇く気配がない。
そちらの方が好都合だ。
腕だけじゃなく、下半身まで痛い思いをさせたくない。

「あ、あ…っ」

魚月の足を広げさせて、魚月の体を真っ二つに裂くように…っ




――――――――っ!!


「あぁぁぁぁ…っ!」

俺のモノが魚月の中を一気に貫いた瞬間、魚月はシルクのシーツを固く握り締めた。
今はそんなものしかすがるものがないのだろう。

「あぁんっ!い、や…っ!死んじゃ…う…っ!」
「俺のもんにならねぇなら…、死んじまえ…」

魚月の内の粘膜が、俺のモノを咥え込むかのように包み込んで行く。
まだ少ししか動いていないのに、魚月の中が熱くて柔らかくて、動いただけでこちらまで果ててしまいそうになる。


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