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せめて、今夜だけ…
第13章 明けの明星、宵の明星
体温計で熱を測ったところ、自分でも驚くような数字が記録されていた。
こんな高熱でよくマトモに電話出来たものだな。

と、とにかく汗を拭いて着替えて…、冷えきった体を暖めなくては…。

気ままなシングルライフを送って来たが、こういうときは結婚してる連中が羨ましく感じる。
誰かに献身的に看病をしてもらうなんて、母親以外に経験したことがないから。

厚手の部屋着に着替えベッドに寝転びながら次にやらなくてはいけないことを考えてはいるが、頭ではわかっていても体が怠くて思うように動かない。
つーか、動きたくない。

……何か食わねぇと。
食欲はないが、腹の虫は鳴いてる。
うどん?雑炊?とにかく消化にいいものを…。
それに薬も飲まねぇと。
あと、水分補給して冷却シートで熱を下げて…。

って、飯もスポーツドリンクも冷却シートも全部、家にはないから買いに行かねぇと。
だが、外は雨。
この寒空の中、こんな体調で外に出たら悪化してしまう。
わざわざ傘を差してドラッグストアに行く元気なんかない。
でも、このままただ寝転んでるだけでは熱は下がらない。

「はぁ、はぁ…」

あー、でも…、何かうとうとすんな…。
睡眠不足が今になって出て来てるのか…。


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