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せめて、今夜だけ…
第13章 明けの明星、宵の明星
ベッドに寝転んだまま、眠ったとは言い難い体調。
今が何時かもわからないが、窓から射し込む光はまだ明るい。
まだ昼ぐらいか?
起き上がろうにも頭が痛い…。

ぼんやりとそんな事を考えていると――――。




ピンポーン…。




「?」

玄関のチャイムが鳴り響いた。

は?誰だ、こんな時に…。
こんな時間に俺を尋ねて来る人間なんかいない。
どうせ変な訪問販売か何かの勧誘だろう。
こんな体調では相手にするのも辛い。
居留守を決め込む事にした俺はゴロンと寝返りを打った。
そのうち諦めて帰るだろう。


ピンポーン、ピンポーン、ピンポンピンポンピンポンピンポンッ!!


「…………っ」


しつこい…。
うるさいっ!!
これじゃ眠りに眠れないっ!


ピンポンピンポンピンポンピンポンッ!!


「あー、もうっ!!」


ずきずきと痛む頭。
まるで鈍器で後頭部を殴られてる気分だ。
その痛みを我慢して起き上がりベッドから降りた。
少し動いただけでも頭がずきずきする。

一体誰だ、このしつこいチャイムの主は。
一言文句を言ってやらないと気が済まない。
ただでさえ腹の立つ訪問販売なのに、寄りにも寄ってこんな体調の時に…。
風邪のせいで普段の数倍イライラする。



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