この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて、今夜だけ…
第3章 人魚
黒いドレスに茶髪の柔らかそうな巻き髪。
年齢は40代半ばぐらいの女性。
この店のママか?

「すいません、初めてなんですが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫ですよ。お一人ですか?」

ニコリと笑った女性。
どうやらここは一見でも大丈夫そうだな。

「えぇ」
「それじゃあ、カウンターにどうぞ」

その女性に案内され、店内に足を踏み入れた。
店内は暖房が聞いているのかとても暖かい。
お洒落なjazzのBGMに、ほんのりと香るアロマの甘い香り。
ボックス席もあるが、カウンターがメインのようだな。
中には既に客が数名ほどいたが、俺と同じでお一人様がほとんど。

「こちらにどうぞ~」
女性に案内され、空いてるカウンター席に腰を下ろす。
暖かいおしぼりを手渡されたので、冷えた手を暖める意味でも軽く手を拭った。

「どうも」

いい香りがする店内。
騒がしくもないし、何だか凄く心地がいい。
まだ入って間もないが、この店を選んで正解だったな。

「お飲物はどうされますか?」

カウンター越しに先程の女性が声をかけてきた。

「じゃぁ、ウイスキーがあればそれを。ロックで」
「かしこまりました」

さっきの合コンでのストレスが一気に抜けて行く気分だ。
やっぱり、こうやって静かに1人で呑んでる方が落ち着く。




/512ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ