この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて、今夜だけ…
第13章 明けの明星、宵の明星
うわー…、何か俺、すっげぇ恥ずかしいことを言ってしまった気分だな。
でも、先輩が美人というのは間違ってはいない。
先輩は昔と変わらず今でも美人だ。

「えぇ、思ってますよ」
「え…」

別に変な事は言ってない。
女性を目の前にしてるのだからお世辞ぐらい言ってもバチは当たるまい。

「こんなに献身的に看病してくれて、料理も上手だし優しいし、元旦那さんも勿体ない事しますね」

こんな女性なら男が放って置かないだろう。
まぁ、先輩が自分より稼いで出世してることに対して気に食わない男もいるだろうが…
それを除けば理想の妻だ。
俺みたいな自由なシングルライフを満喫してない限り、先輩にときめかない野郎はいないだろうな。




―――――「ねぇ、魚塚君」
「はい?」

「魚塚君、本当に彼女とかいないの?」





少し俯きながら、先輩が俺にそう問いかけて来た。
いきなり何だろう?と思いながら

「はい。いませんよ」

俺は素直にそう答えた。
この年で彼女の1人もいないとなると流石に心配されてしまうか。

「作らないの?」
「はぁ、まぁ…」

作らない、というよりかは、作れないの方が正しいな。
作りたくても、本当に欲しい女は手に入らない。




/512ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ