この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて、今夜だけ…
第14章 火花
「高校ん時の先輩だよ」

ま、これぐらいなら差し支えないだろう。
桐谷は勘がいいから変に隠した方が怪しまれてしまう。

桐谷の女好きには毎回困らされる。
でも、今は桐谷より先輩へのお礼だ。

電話で直接声を聞くのは気まずいと思い、短いメッセージだけを送信した。


【お陰様で体調は良くなりました。今日から出社しています。ありがとうございました。】



…とりあえず、こんなものでいいな。

我ながら取って付けただけのような愛想のないメッセージだと思う。
昔からメールというものは苦手だった。
指は疲れるし、絶え間なくメッセージをやり合うような話題も持っていない。
そもそも何を書けばいいかもわからない。
用件を伝える便利なツールの1つとしか思ってない。

今日は1日先輩へのお礼のメッセージを考えてばかりだった。
3日も休んでしまって、片付けなければいけない仕事が山のようにあるというのに。

それに…、他にも考えなくてはならない事は沢山ある。

先輩の事や仕事も大事だが、他にも考えなくてはならないことが…。



終業後、俺はデスクに散らばっている資料やらを鞄に詰め始める。
3日振りに出社すると、俺のデスクには片付けなければならない案件の資料が山のように積まれていたのだ。
さすがに、会社で全部は片付けられなかった。
とりあえず、いくつか持ち帰って片付けるしかないな。

/512ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ