この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて、今夜だけ…
第14章 火花


――――「本当にありがとう!前から来てみたいと思ってたのよね!」
「はぁ…」


何だって俺は先輩と一緒に居酒屋なんて来てるんだ?


先輩からのお願い。
それは、前から来たいと思っていたこの居酒屋に付き合えとの事。
ここはBijouxの近くにある、よくある大衆居酒屋。
看病のお礼がこんな居酒屋でいいのだろうか?

「ここの焼き鳥が凄く美味しいって評判らしくて。1度来てみたかったんだけど、女1人で入るのは気が引けちゃって」

座敷に通された俺と先輩。
先輩は早速ビールと焼き鳥数本を注文。
ねぎまをもぐもぐと食べながら満足そうにしている。
確かに、こんな昔ながらの居酒屋に先輩のような女性が1人で来るのは気が引けてしまうだろうな。
店内には焼き鳥を焼いた煙が充満している。
本調子じゃない俺の食欲まで刺激されてしまうぐらいだ。
お陰で俺までビールを注文してしまった…。

「俺なんか誘わなくても他に一緒に来てくれる人はいるでしょ?」
「全然!会社の男共には敬遠されてるし、女子からも厳し過ぎるって嫌われてるし」

あぁ、自分より優れてる女は嫌って事か。
どこの会社にもいるんだな。


つーか、あんな事があった後だし、先輩とは仕事以外では距離を取ろうかとも考えたのに、何やってんだか、俺は。
でも、さすがに世話になったのは事実だし、これぐらいのお礼はしてもいいだろう。


/512ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ