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せめて、今夜だけ…
第14章 火花
見たくなかった…。
さっきまでの魚月と翔太の姿が脳裏に焼き付いて…、忘れたいのに忘れられない。

思い出しただけでまた気持ちが悪くなって来る。

「…マジですいません。こんなところ見せちゃって」

夜風に当たりながら先輩が買ってくれた水を喉に流し込む。
座り込みコンビニのガラス窓にもたれかかっていると。

「あのね、魚塚君…」

俺の横に立つ先輩がゆっくりと口を開いた。
さっきの酔っ払った先輩とは違い、少し真剣な声で。

「私が離婚した理由ね、性格の不一致って言ってたけど、本当は違うのよ…」
「え…?」

先輩が話し出したのは、元旦那との離婚話。
何で今、この状況で先輩の離婚話を聞かされてるんだ?
つーか、何でそんな話しを俺に聞かせるんだ?

ずきずきする痛む頭で先輩の話しに耳を傾ける。
離婚した原因は性格の不一致じゃないのか?



「離婚した本当の理由は…、旦那の不倫」



――――――不倫…?
そのワードに俺の心がざわつく。
先輩が離婚した本当の理由は旦那の不倫?
つまり、先輩以外の女性を…?

「そ、ですか…」

男性不信になり兼ねない理由。
そりゃ仕事に打ち込みたくもなるな。

「こんな事がバレたら、周りからまた何言われるか。だから隠してたの」



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