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せめて、今夜だけ…
第17章 人魚が残した猛毒
「ちょっ、な…っ」
腰が抜けそうになりながらも、声にならない声でその人影に話しかけようとすると
「ごめんなさい、びっくりさせちゃって…」
その人影の声が聞こえた。
女性の声のようだが…。
しかし、その女性の声には聞き覚えがある。
やがて寝室のドアが全開になり人影の方に光が差し込んだ。
俺のベッドに腰かけていたのは…
「あ、安西さ…っ」
そこにいたのは、帰ったと思った先輩だった。
俺が風呂に入ってる間に先輩は俺の寝室に忍び込んでいたのだ。
「な、何やってるんですか…?マジで心臓が止まるかと…」
一瞬、幽霊でも出たのかと思ったが、その人影の正体が先輩だとわかりホッとした。
が、俺の心臓は未だにバクバクしている。
情けないが、本気で腰が抜けるかと思った。
「ご、ごめんなさい…。魚塚君が帰ってくる前に…、シャ、シャワーも借りたの…」
「は?シャワー…?」
俺が帰ってくる前にシャワーを借りた?
この部屋の合鍵を渡したのは俺だし先輩にはいろいろと世話になっている。
シャワーを使われたところで何も気にしない。
しかし、何で先輩が俺の寝室にいるんだ?
「あの、安西さん?」
腰が抜けそうになりながらも、声にならない声でその人影に話しかけようとすると
「ごめんなさい、びっくりさせちゃって…」
その人影の声が聞こえた。
女性の声のようだが…。
しかし、その女性の声には聞き覚えがある。
やがて寝室のドアが全開になり人影の方に光が差し込んだ。
俺のベッドに腰かけていたのは…
「あ、安西さ…っ」
そこにいたのは、帰ったと思った先輩だった。
俺が風呂に入ってる間に先輩は俺の寝室に忍び込んでいたのだ。
「な、何やってるんですか…?マジで心臓が止まるかと…」
一瞬、幽霊でも出たのかと思ったが、その人影の正体が先輩だとわかりホッとした。
が、俺の心臓は未だにバクバクしている。
情けないが、本気で腰が抜けるかと思った。
「ご、ごめんなさい…。魚塚君が帰ってくる前に…、シャ、シャワーも借りたの…」
「は?シャワー…?」
俺が帰ってくる前にシャワーを借りた?
この部屋の合鍵を渡したのは俺だし先輩にはいろいろと世話になっている。
シャワーを使われたところで何も気にしない。
しかし、何で先輩が俺の寝室にいるんだ?
「あの、安西さん?」