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せめて、今夜だけ…
第4章 飢餓
「何ですか、人をUMAみたいに…」

こいつ、昨夜俺の手を振り払った…。



「な、魚月さ…っ!」



それは、昨夜出会った失礼なホステスの魚月だった。



な、何でこの女がここに…?
つーか、店とは随分雰囲気が違うから気づかなかった。
"魚月"ということに気付き、あたふたする俺を見て、更に魚月は

「最初、わからなかったでしょー?」
「う…」
「まぁ、今は完全プライベートなんで」

クスッとからかうように笑われてしまったが、図星だった。

「な、何でここに…?」

ここは店とは逆方向のドラッグストアだ。
何でこいつがここにいるんだ?
つーか、今日は女と会う気分じゃなかったが、その中でも今1番会いたくなかった女だ。

「自宅がこの辺なんです」
「あ、そう」

だからって、まさか昨日の今日でばったり出会すか普通?

「お買い物ですか?それじゃ!」

まるで急ぐかのように魚月は替刃を手に取りカゴに入れると踵を返した。
振り返り様に魚月の髪の毛がふわりと揺れる。




―――――ズキッ。

あ……、まただ。




昨夜と同じように、胸の奥がチリチリと焦げ付く。
昨夜感じた、手を振り払われた時に感じたあの痛み。
怒り?屈辱感?
名付けようのないこの感覚。




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